【潜入レポ】布ぞうりで皆勤賞が増加?綾瀬ゆたか幼稚園で見てきた「健康でエコな伝統」

【潜入レポ】布ぞうりで皆勤賞が増加?綾瀬ゆたか幼稚園で見てきた「健康でエコな伝統」

いまから約10年前から上履きに手作り「布ぞうり」を取り入れている綾瀬ゆたか幼稚園

布ぞうりとは?

日本人が古くから愛用してきた履物に「ぞうり」があります。

「ぞうり」の特徴は何といっても前方中心にある「鼻緒」です。親指と人差し指で「鼻緒」を挟むように歩くことで、足の裏や指、足首、ふくらはぎがしっかりと動くようになります。

【潜入レポ】布ぞうりで皆勤賞が増加?綾瀬ゆたか幼稚園で見てきた「健康でエコな伝統」

立ったり歩いたりするときに親指のハラや付け根にしっかりと重心がかかるのが「ぞうり」の特徴です。日常生活にこの「ぞうり」を取り入れることで冷え性が改善され、姿勢も良くなるといわれ、近頃はその存在が見直されています。使わなくなった布で編むことができるため、布製の「ぞうり」を手作りする人も多く、手作り品のマルシェなどでも販売されています。

布ぞうりには柔らかな凹凸があり、足にほどよい刺激が得られるため、エコな健康グッズとしても注目されています。

布ぞうりを履く私立綾瀬ゆたか幼稚園

神奈川県綾瀬市にある「綾瀬ゆたか幼稚園」は、いまから10年ほど前、園の上履きに手作りの「布ぞうり」を取り入れました。この「布ぞうり」に注目したのは園長の橘川和夫さんで「保護者が幼稚園で交流できる取り組みはないか」と考えていたところ「布ぞうりづくり」にたどり着きました。

「わが子のために作った布ぞうりを上履きにして、保護者が一緒に手作りすれば交流機会が増え、子どもの健康にも良いのでは?」と考えたそうです。

入園前の手づくり講習会

【潜入レポ】布ぞうりで皆勤賞が増加?綾瀬ゆたか幼稚園で見てきた「健康でエコな伝統」

先輩ママが新入園児のママに作り方を教えています 手前は託児の様子です

ゆたか幼稚園では、毎年11月に翌年春の入園が決まった園児の保護者を対象に「布ぞうりづくり講習会」が開かれます。この講習会では在園児と卒園児の保護者が講師役をつとめ、来春に入園を控える園児の保護者と交流を深めながら「布ぞうり」づくりをしています。布ぞうりを作ることはもちろんですが、入園前で不安になっている保護者と在園児の保護者が一緒に作業することで、ちょっとした安心も得ることができるようです。

【潜入レポ】布ぞうりで皆勤賞が増加?綾瀬ゆたか幼稚園で見てきた「健康でエコな伝統」

手作りの布ぞうりキット

入園が決まったあと、毎年12月に開催される父母会主催のバザーでは、布ぞうりの作り方と材料一式が入った「手作りキット」(700円)と「布ぞうり」(1足千円)が販売されます。キットも布ぞうりも、在園児の保護者がひとつずつ丁寧に手作りしています。2019年のバザーは12月7日(土)にゆたか幼稚園で開催されます。

皆勤賞の賞品に使う予算が増加

【潜入レポ】布ぞうりで皆勤賞が増加?綾瀬ゆたか幼稚園で見てきた「健康でエコな伝統」

手作りする布ぞうりは園児の宝物

園児たちが毎日、「布ぞうり」を履いて生活してる綾瀬ゆたか幼稚園では、年度末に皆勤賞と精勤賞の園児を表彰しています。この園児たちに贈る副賞の購入予算が「明らかに増えている」といいます。

橘川園長は「確かなことは言えませんが、皆勤賞や精勤賞の園児が多いということは、それだけ休まない子が多いということ。健康な子が多いということ。毎年、嬉しい悲鳴をあげています」と話しています。

コピー機で足型

【潜入レポ】布ぞうりで皆勤賞が増加?綾瀬ゆたか幼稚園で見てきた「健康でエコな伝統」

園長さんにとってもらった足型を手にはにかむ園児

ゆたか幼稚園では、コピー機を使い年少、年中、年長の春と秋に、園児の足型を記録しています。子どもたちの足の裏の変化は、この写真を見れば一目瞭然ですね。

【潜入レポ】布ぞうりで皆勤賞が増加?綾瀬ゆたか幼稚園で見てきた「健康でエコな伝統」

左から年小春、年少秋、年中春、年中秋、年長春 土踏まずがきちんとできていますね

ママたちの声

【潜入レポ】布ぞうりで皆勤賞が増加?綾瀬ゆたか幼稚園で見てきた「健康でエコな伝統」

来年の春入園のママが初めて布ぞうりづくりにチャレンジしています

園児のママたちに話を聞くと「私も家で履いている」「丸洗いできてラク」「(夫の)水虫にもいい」「O脚が治った」「X脚が普通になった」「転びにくくなった」と、さまざまな感想が聞こえてきます。さらに「小学校で上履きになってしまうのが残念」「上履きは臭い…」といった声も。

ねじねじ

【潜入レポ】布ぞうりで皆勤賞が増加?綾瀬ゆたか幼稚園で見てきた「健康でエコな伝統」

布ぞうりの強度を増す「ねじねじ」は ここの部分がポイント

ゆたか幼稚園で保護者がつくる「布ぞうり」の特徴は、鼻緒の「ねじねじ」。

一般的な布ぞうりは、土台と鼻緒が別々になっていますが、ねじりを加えた鼻緒と土台を一緒に編み込む「ねじねじ」だと鼻緒が取れにくく、耐久性が高まり長持ちするといいます。

【潜入レポ】布ぞうりで皆勤賞が増加?綾瀬ゆたか幼稚園で見てきた「健康でエコな伝統」

寒い冬がやってきますが、ゆたか幼稚園の子どもたちは毎日元気に過ごしています。インフルエンザでお休みする子も少ないといいます

今年も残りわずか(2019年11月29日)で、幼稚園や学校ではインフルエンザでお休みする園児や生徒が多くなってきます。

ゆたか幼稚園でもインフルエンザにかかる園児はいますが「10年前と比べたらずいぶんと少なくなった。先生たちも随分と上部になりましたね」と、園長さんが話してくれました。

あずかり保育の職員募集

綾瀬ゆたか幼稚園では、保育時間後の14時~17時まで園児のあずかりサービスを実施中。現在、一緒に働く職員を募集しています。幼稚園の様子はコチラ。「お問い合わせもお気軽にどうぞ」。

  • 時給:1,200円~
  • 勤務日:週5日(土日祝休)応相談
  • 資格:保育士または幼稚園教諭免許
  • その他:車通勤可・交通費支給

開催日

2019年12月7日(土)

父母会主催のバザー

2020年2月18日(火)

布ぞうり講習会

住所

神奈川県綾瀬市寺尾本町3-12-26

問い合わせ

学校法人 綾瀬ゆたか幼稚園

電話

0467-78-1794

0467-78-1794

ファックス0467-78-3366

関連記事

人気記事

注目