南区内の町内会などがごみ拾いを行う「つながり清掃ウォーク」が2019年11月16日に行われた。
五輪へおもてなし
まちの美化活動に取り組むさまざまな人や団体が清掃を通して連携を深めようと、区が2018年に始めたもので3回目。2020年の東京五輪・パラリンピックを前に、美しいまちでおもてなしをしようという願いも込められている。
16日は蒔田公園など4カ所の拠点を目指し、合計で約400人が参加。自らの町内会の会館から同公園までの約500mのごみを拾った蒔田連合町内会の茅野繁会長は「たばこの吸い殻は減っているように見える。転入者にもごみ出しのルールを知ってもらえるようにしたい」と話した。
参加者には南区のマスコットキャラクター「みなっち」が描かれた五輪シンボルマークの5色のタオルを用意。黒、青と続き、今回は黄色のタオルが配布された。
区は11月を「つながり清掃月間」と位置付け、町内会や学校などに清掃活動を呼び掛けた。これを受け、井土ヶ谷地区は10日に「ふれあいクリーン&ウォーク」を実施。参加者は井土ヶ谷交番裏の公園を目指して路上のたばこの吸い殻や空き缶などを拾い、約1時間歩いた。ほかに、小学校などでも校外の清掃が行われており、合計で約3500人が活動に参加している。
区は来年の五輪前後に1回ずつ、「ウォーク」を行い、清掃を通した顔の見える関係づくりに取り組む方針だ。
《タウンニュース南区版2019年11月21日号掲載》