井土ヶ谷下町第一町内会(河野正敏会長)は毎年5月に行っている防災訓練の参加者を増やそうと、子ども会を通して参加を呼び掛けたところ、幅広い世代が集まるようになった。
以前は町内会の役員やその知り合いなど、高齢者を中心に数十人の参加にとどまっていた。参加者を増やそうとした時に思い浮かんだのは子どもの存在。「子どもたちは近所のお年寄りのことをよく知っているケースが多い」という話になり、子ども会を通じて防災訓練の参加を呼び掛けた。結果、子どもと保護者の参加が増え、約120人が集まるようになった。参加した子どもにはお菓子を配布して喜ばれたという。河野会長は「訓練を通じて知っている顔が増えれば」と期待する。
ほかにも、町内会の活動を知ってもらう独自のチラシを作成し、転入者に配ることも続ける。ごみの収集場所を地図で示したり、住民のために行う活動を紹介。「まずは行事に興味を持ってほしい」と河野会長は話す。
《タウンニュース南区版2019年7月18日号掲載》