例年8月1日に県立相模湖公園・相模湖湖上で開催されている「さがみ湖湖上祭花火大会」が中止となりました。今年の夏に東京オリンピック・パラリンピックが開催される影響で警備体制が整わないことによります。
中止は過去2回
「さがみ湖湖上祭花火大会」は、1948年に人工湖の建設に関連して亡くなった人の慰霊と湖の安全を願うために始められた県内でも有数の歴史を持つ大会です。周囲が山に囲まれていることから音が響き、また湖面に映える幻想的な光が毎年好評を博しています。
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今年は7月24日から8月9日までオリンピック、8月25日から9月6日までパラリンピックが開催されることから、同大会実行委員会は、昨年春から地元警察や自治会、商工会、観光協会などとも何度も開催に向けての協議を重ねてきました。
しかし、五輪の時期と重なるため、例年の日程での開催は警察官や民間会社など、警備人員の確保が難しいと判断。また、前倒しや9月への延期も検討したものの、今度は梅雨やパラリンピックと重なることから、昨年9月に正式に中止を決定しました。
同実行委員会によると、「70回の歴史の中で中止になったのは、荒天によるものと東日本大震災の年の2回だけ。残念ながら中止を決定することになった」と話しています。