東急百貨店たまプラーザ店4階アートサロンでは初開催となる、銅版画家の齋藤悠紀さんによる個展「野を楽しむ」が開催されます。6月1日(木)から6月7日(水)まで。
PRINTS TOKYO2007審査員特別賞[東京都美術館]などを受賞し、若き銅版画家として活躍中の齋藤さん。緻密な手作業で深淵な世界を構築し表現した銅版画作品が特長です。
上写真で紹介中の東急田園都市沿線「あざみ野」「鷺沼」「つくし野」「つきみ野」それぞれの駅名をイメージして描かれた、4つの銅版画からなる花鳥風月の連作【田園遊山<各140×60㎜銅版画>】も今回展示されます。自然を連想させる駅名が連なる田園都市線。「駅名を名付けたひとの思いや現実とのギャップも楽しめる、絵の中の沿線の散歩になればと思います」と齋藤さん。
今回の作品展では、このような物語性のある連作から博物館を思わせる作品群まで幅広いテーマの新作を含む約50点が楽しめます。なお、開催期間中は齋藤さんが毎日来場します。時間は11時から19時まで。齋藤さん本人による解説とともにモノクロームの世界が楽しめます。