最も多くの浮世絵を書いた絵師と称される歌川国貞を特集した展示「国貞の東海道と江の島」が6月2日(金)から7月17日(月・祝)まで、藤澤浮世絵館(藤沢市/JR「辻堂駅」徒歩5分)で開催されています。
国貞は江戸時代末期に絶大な人気を誇った絵師で、名所絵の絵柄を役者絵の背景に詳細に描いた作品を多く手がけました。今回の特集では、「五十三次景色入女画」「役者見立東海道」「江ノ嶌もうで」など、東海道と江の島を描いた多彩な作品が展示されています。
また7月16日(日)には、学芸員による「見どころ解説」も行われます。時間は11時と16時の2回で各回定員40名、当日先着順で事前申し込みは不要です。
藤澤浮世絵館は、東海道藤沢宿や江の島の浮世絵をはじめとした郷土資料が鑑賞できる市の施設として、昨年2016年7月にオープンしました。観覧料は無料で、東海道五十三次や藤沢宿、江の島などを紹介する常設コーナーのほか、「絵解きタッチパネル」や「浮世絵ができるまでパネルコーナー」などがあり、浮世絵の魅力と地域の文化を伝えています。