毎年9月に多摩川河川敷の一ノ宮公園で同時開催されている「KAOFES」と「せいせきみらいフェスティバル」。両実行委員会は6月5日、今年9月20日(日)に開催を予定していた両イベントを新型コロナウイルスの影響により中止することを発表した。
多摩エリア2大イベント
多摩エリアで生まれた子どもたちが「遊び」「学び」「仕事」を経験し、自分たちで街をつくりあげていく新しい形のイベントとして、毎年多くの子どもから大人が参加し、盛り上がりを見せている「KAOFES」。一方、「せいせきみらいフェスティバル」は、これからの多摩市を築き、担っていく人たちとコミュニティをつなぎ、未来を担う子どもたちが主体となって積極的に運営、参加してもらうことを目的に、「KAOFES」とコラボして地域活性化イベントとして2015年に始まった。フィナーレに花火があがり、1回目が75発、以降は300発、500発と数が増え、昨年は555発が打ちあがり、多くの人を楽しませた。
【2019年の記事はコチラ】
両イベントとも、昨年から今年の開催に向けて準備を進めていたが、昨今の新型コロナウイルスの感染状況を受けて、協議した結果、今年の開催を中止することを決めた。屋外での開催ではあるものの、幅広い年代の人たちが集まり、飲食を伴うほか、参加者や来場者の健康と安全確保、感染拡大防止が中止の理由となった。
「来年笑顔で」
「KAOFES」の石山弘明実行委員長は「今年は中止になりますが、ただ中止にするのではなく、今までご参加いただいた皆様、ご支援、ご協力をいただいた企業様やご協力店舗様に少しでも恩返しできるよう微力ながら引き続きサポートをいたします。来年笑顔でお会いできることを心より楽しみにしています」と話している。
また、同実行委員会では現在、誰でも書き込みができる街の情報掲示板を作成しており、完成したらFBで紹介する予定だ。
「改めてリスタート」
「せいせきみらいフェス」の妹尾浩也実行委員長は「みなさんと盛り上げてきた『せいせきみらいフェスティバル』。本年も楽しみにされていたと思いますが、残念ではありますが中止しました。実行委員一同”みんなのせいせき、みんなのみらい”をテーマに、あらためて『今ならではのカタチ』と『あったらいいな』を求めてリスタートします」と話している。