新型コロナウイルス感染症の再拡大が懸念される中、秦野たばこ祭実行委員会は、今年9月26日(土)・27日(日)の2日間開催が予定されていた「第73回秦野たばこ祭」の開催延期を決定した。
秦野たばこ祭は秦野市でもっとも大きなイベントのひとつ。昨年も市内外から2日間でおよそ35万人が来場し、水無川沿いの道路は多くの人でにぎわいを見せた。
しかし今年は新型コロナウイルス感染症の影響により、通常日程での開催が困難な状況となっていた。近隣では毎年7月に平塚市で開催されている「第70回湘南ひらつか七夕まつり」や、10月上旬に予定されていた伊勢原市の「第53回伊勢原観光道灌まつり」がすでに中止を決定しており、たばこ祭についても実行委で開催に関して協議。市民や商工業者の希望の灯を早期に消さないようにするため中止とはせず、延期とし開催の道を模索することとした。
開催日を11月21日(土)と22日(日)に延期することとし、開催の方法などについて今後も検討を重ねていく。同委員会では8月下旬をめどに最終判断を行い、イベントができる状況が見込まれなければ中止とするとしている。同祭りが開催を延期するのは初めて。協賛金の依頼もせず、希望協賛のみとし、不足分は市が補正予算で対応するという。