水郷田名の夏の風物詩として、例年8月第4週に相模川高田橋上流で開催されている相模原納涼花火大会(同実行委員会主催)は、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、昨年に引き続き中止となることが決まった。
同大会は1951年に地元消防団が地域復興を願って「田名煙火大会」として始めたのが起こり。現在では相模原市を代表する観光行事の一つとして、例年20万人を超える人出で、水郷田名をにぎわせている。
昨年は新型コロナ感染症の影響で通常開催は中止となったものの、「市民に元気を届けたい」と、代替となる打ち上げ花火事業「相模原納涼花火大会2020さがみはら元気花火」を同実行委が企画。3密を回避するため会場を非公開とし、9月から11月にかけて、3回にわたって市内各所で花火を打ち上げた。
同実行委の久野新一実行委員長は、「実行委員会としても苦渋の決断。花火を楽しみにしていただいていた皆さまには申し訳なく思います。現在、実行委員会では代替事業案を検討しております。少しでも皆さまに花火をお届けできるような方法を考えていきたい」と話している。
公開日:2021-08-27