突然ですが。もしも登山中に遭難したら、救助や捜索費用はタダではありません。神奈川県山岳連盟によると、「遭難などによる山岳救助ヘリは1分1万円かかると言われています」「そ、そうなんだ!?」。いやはや…実にわかりやすい数字ですね。特に昨今は、登山経験が全くない若い人が登山に挑戦し、遭難するケースも後を絶ちません。テレビのニュースでも遭難事故やヘリによる救出の映像をよく見ますよね。
そんな遭難事故は、状況により多額の費用がかかり、経済的にも精神的にも大きな負担を余儀なくされます。今回は、これから登山をはじめる人のために神奈川県山岳連盟が推奨する「日山協山岳共済会」の山岳保険を紹介します!
「ただいま」「おかえり」の山岳保険
「そんな、遭難やケガする事なんてないでしょ。だから保険も別に何も入らなくていいや」。そんな考えこそキケン!神奈川県山岳連盟によると、「日本の遭難事故は年間約300人。一日ほぼ1人が登山で亡くなる計算です」。
初心者はもちろん、プロの登山家だって誰にでも遭難する可能性があります。無事下山し、「ただいま」「おかえりなさい」と言えるのは、当たり前のようで、当たり前ではないのです。山岳保険の加入は、家で待つ家族の帰りを安心させるためにもあるー。登山者のマナーとして捉えましょう。
家族や大切な人のために
しかし、「年に数回登山に行くだけ。だから、保険もできるだけ安くしたい」という人も多いはず。そこで紹介するのが、山や自然が好きな人の相互扶助と自立をめざす仲間の集まりを目的とした「日山協山岳共済会」の山岳保険です。
- チェックポイント 日本国内における登山活動の普及・振興を行う統括団体「公益社団法人日本山岳・スポーツクライミング協会(Japan Mountaineering and Sport Climbing Association:略称JMSCA/ジムスカ)」が共済会を設置し、損保会社と商品開発した「日山協山岳共済会」の山岳保険。傘下会員他一般登山愛好者が加入。団体契約なので保険料も割安。
「山岳保険は沢山あって、何に入ったら良いかわからないし、できるだけ費用を抑えたいという人は、この共済会型の保険がおすすめです」と神奈川県山岳連盟。「日山協山岳共済会」は、日本の山岳遭難・捜索保険の草分けで、5万人の会員を持つ最大級の山岳共済です。
ハイキング保険で1年間3,600円程度
例えばハイキング保険なら、年間で約3,600円(保険料2,620円+会費1,000円)です。「遭難などによる山岳救助ヘリは1分1万円かかってしまう…」ということを考えると、とても割安。しかも、年間での金額なので、月々に換算すると約300円!
- チェックポイント 入会金無料、年会費1,000円(高校生及び18歳未満は500円/加入年度の4月1日時点)
日常生活でケガをした場合も保険がきく
「日山協山岳共済会」は、全部で4種類のコースの山岳保険があります。中でもハイキング保険は、手軽に入れる保険です。さらに、24時間の日常生活補償付タイプは、例えば自転車でケガをしても保険金が出るのも注目ポイント。
自分の活動レベルや趣味に合った保険が選べます。
- 日山協山岳共済会は計4つの保険コースがある(年会費1,000円込)
(1)本格登山派なら「登山コース」/年間5,450円~
(2)低山派なら「ハイキングコース」/年間3,620円~
(3)スポーツクライミング愛好者なら「スポーツクライミングコース」/年間4,730円~
(4)トレラン・スカイラン愛好者なら「トレランコース」/年間3,620円~
さらに、山小屋などの優待割引やショップ、クライミングジムなどのお得な割引サービスなども受けられます。
動画2分37秒「そうよそうなの遭難よ」
冒頭でも紹介しているアニメーション、気になりますよね?こちらは、「日本山岳・スポーツクライミング協会」による遭難防止PR動画のワンシーンです。
以下、動画を見れば、とにかく無理のない登山計画や山岳保険などの安全確保が重要だと痛感できるはず!思わず口ずさんでしまうメロディ、ご覧ください。
- 詳細は以下「日本山岳・スポーツクライミング協会」HPでチェック
いかがでしたか?「登山は準備が半分です」と神奈川県山岳連盟は警鐘を鳴らすほど、山岳保険は万が一に備えた登山計画の第一歩とも言える存在です。詳細は、以下HPでチェックを。「安全で楽しい登山のために、サポート致します。不明点はお気軽にお電話ください」。