史ある区、より良いまちへ
○…前年から会長を務め、今年で2年目。「昨年も全力を尽くしたが、まだまだやりたいことがある」。羽田新飛行ルートの問題や自転車置き場の整備、川崎駅周辺の人の回遊性を高めることなど注力すべき課題はしっかりと見据えている。「川崎区は歴史のある区。責任感を持って取り組んでいきたい」と気を引き締める。各町内会の意見を取り入れ、より良い川崎区を目指す。
○…新潟県出身。18歳で味の素川崎工場への就職を機に、川崎にやってきた。以来、大師町に住み続ける。「お大師様はいつ行ってもいいところだし、とても住みやすい。人との交わりがあって、人を大事にする町」と思いを口にする。連合町内会も「まとまりのある良いチーム」で、より良いまちづくりのため、話し合いを重ねている。
○…会社員時代は青少年指導員のパトロールなど夜間の活動はしていたが、地域に目を向けることはそれほど多くはなかった。60歳から嘱託での勤務になると以前より時間に余裕ができ、民生委員や町内会の役員などを務めるように。大師町町内会の会長は15年務めている。「長年住んでいると、みんなにやってくれって言われちゃってね」と苦笑い。それでも続けられるのは、「この町が好きだから」が原動力だ。
○…地域活動で外に出ることが多く、家にはいないことがほとんど。それだけに、今年の春の状況は「今までだったら考えられない」と残念そう。「家にいるのはあんまり好きじゃない。今は食って寝てのだるまみたいな生活」と笑い飛ばす。しかし、最近は少しずつ動きもあり、外に出る機会も増えてきた。前と同じようなフル活動をするのはまだ先になりそうだが、仲間とともに楽しむ日を心待ちにする。