「私の歩みと出会い」
幸市民館(幸区戸手本町)で12月5日(土)、「私の歩みと出会い」と題した上映会が行われる。主催は幸区多文化共生推進事業実行委員会、幸区役所。
バングラデシュの50代男性、中国人の60代女性、中国残留孤児の70代男性、40代の日本人女性がデジタル・ストーリー・テリング(DST・自分の経験や思いをストーリーにし、イメージ画像と自分の声をナレーションに入れた自己表現フォトビデオ)という手法で作った作品を上映する。
理解しあうきっかけに
実行委員長の中川文恵さんは「いろいろな文化を知り、自分と違う文化を排除するのではなく、それを個性だと認め、理解しあうきっかけにしてもらいたい」と参加を呼び掛ける。
同実行委員会は幸区に住む外国人と地域をつなぐため、年に1回の多文化フェスタや3〜4つの講座を開催してきた。その活動の中で、内向的だったバングラデシュの男性から「日本の学校組織は素晴らしく、国で同様の学校をやりたい」といった思いを聞き出すことができた。その思いをDSTで表現し、いろいろな人に知ってもらおうと提案し、今回の企画の運びとなった。
申し込みは幸市民館へ電話か来館で。定員先着20人。無料。(問)【電話】044・541・3910