横須賀市役所9階の市議会フロアに開設されているギャラリー「羅針の小径」(らしんのこみち)の一部展示替えが行われた。飾られているのは、全国で数々の賞に輝いた横須賀総合高校美術部歴代生徒の絵画作品、32点。若い情熱と創造力のエネルギーに満ちた力作が揃っている=写真。
同ギャラリーは、横総高の輝かしいアート活動を広く市民に伝える目的で昨年12月に設けられた時間であれば自由に見学できる。
澤村花菜さんの『あした勝つ』
市議会ギャラリーには、現在モデルとして活躍中に澤村花菜さんが2007年(横総高2年次)に「全日本学生美術展推奨」(個人として最高賞)を受賞した作品『あした勝つ』も飾られている。
澤村さんのコメント
初めて使った油絵具の感触が楽しくて、描く作業に没頭するのが心地よかったことを覚えている。美術室では友だしとはしゃいで大騒ぎし、顧問の先生には絵から人生のあらゆることまで相談に乗ってもらった。自分らしくいられる場所があったことが一番自信に繋がっていたように思う。今でも横須賀に行くと、あまり変わっていなくて嬉しい。これからものんびりとしたペースと多様性のある街であってほしい。