約12,000本の桜が咲き誇る秦野の春。3月下旬から4月上旬まで見頃を迎えるのが「しだれ桜」です。ここでは、丹沢の麓を流れる水無川沿いから白泉寺を目指す“しだれ桜ロード”を紹介します。
八重咲きのしだれ桜に寄り添う水無川遊歩道
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丹沢方面へと続く八重しだれ桜
水無川沿い、秦野市カルチャーパーク近くの「水無瀬橋」(Google Mapでチェック)から「平和橋」までの約1930m、遊歩道沿いに約170本のしだれ桜が植えられています。護岸に整備されている遊歩道を歩けば、満開時には風に揺られる桜のカーテンに寄り添うよう…。車道側からも見られます。
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可憐に咲く八重咲きのしだれ桜
この水無川沿いのしだれ桜は、八重咲き。ふんわりと優しい、とても華やかなしだれ桜が楽しめます。
- 駐車場スポット:水無瀬橋付近の秦野市カルチャーパーク駐車場が利用できます。
樹齢130年 高台から秦野市を見守る白泉寺のしだれ桜
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白泉寺
続いてご紹介するのは、同じく水無川沿い「平和橋」から北へおよそ2500m(徒歩約50分、車約15分)の場所。しだれ桜の名所「白泉寺」(秦野市横野397/Google Mapでチェック)です。
標高300m程度の高台にある白泉寺は、遠く三浦半島、房総半島、相模湾を眺められる絶景スポットです。江戸時代の初期、蔵林寺4世によって開かれ、1733年(享保18年)鋳造の鐘や恵心(えしん)作と伝えられる地蔵尊が保存されています。
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秦野で楽しめるしだれ桜の名所とあって多くの人が訪れる(過去の様子)
この白泉寺の境内にあるのが樹齢130年と言われるしだれ桜。ご住職によると、「エドヒガンベニシダレ」と呼ばれる品種で、濃いピンクの色が特徴だそうです。
本堂の前に植えられているものが最も古く、本堂向かって左に植えられているしだれ桜はご住職が約50年前にこのエドヒガンベニシダレの種から育て、接木しながら育ててきたものだそう。
- チェック しだれ桜のほかにも、八重咲きのものやソメイヨシノ、ウコンザクラ、イツカヤマなど様々な種類の桜が植えられており、春の桜リレーを見ることができます。
白泉寺駐車場アクセス
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この道を左折すると駐車場
駐車場は白泉寺の入り口よりも少し手前の道を左折し、登っていくとあります。
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白泉寺入り口
アクセス
- 小田急線渋沢駅より『バス』 【秦51】「菩提経由秦野駅行き」で約15分、「横野入口」下車、徒歩約20分。
バス停から白泉寺までは、道沿いにしだれ桜が点在しています。のんびり花見を楽しみながらハイキングもいいですね。