大雄山線・和田河原駅近くにある居酒屋「酒処おがわ」の店内に、木製の板に描かれた1枚の絵が飾られている=写真。アフリカンペイントアーティストのSHOGEN(本名・上田祥玄)さんによる作品。
「帰りたくなる場所」
板の大きさは縦60cm、横2mほど。赤やオレンジ色で表現された夕日に染まる海の中に、子どもやカメが悠々と泳いでいる様子が描かれている。SHOGENさんがかつて修業で滞在していたアフリカの子どもたちや、小川さんの家族がモチーフになっており、色彩には「帰りたくなる場所」といった思いも込められているという。
店を経営する小川きよみさんは「想像以上に素晴らしい絵を描いていただいた。家の宝物にしたい」と大喜び。また、夫の和雄さんは「コロナ禍で気分がふさぎこみがちになる中、作品を通して少しでも明るい気持ちになってもらえれば」と話していた。