【カナダに留学中、戸塚区の近藤さんの講演会】質疑応答

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【カナダに留学中、戸塚区の近藤さんの講演会】質疑応答

こんにちは。カナダのトロント大学2年生の近藤眞由です。私の留学の体験談をお話しさせていただきたいと思います。

◇近藤眞由 自己紹介

2021年現在、カナダにあるオンタリオ州のトロント大学の2年生です。今、経済と経営学を学んでいます。カナダに行ったのは高校一年生の時で、1年生から3年生まではカナダのボドウェルハイスクールという学校にいました。そして2020年9月からトロント大学に入学しました。

Q. 中学高校から留学したケースは今までなかったと思う。最近そういうケースが出てきて、あなたが大学進学がうまくいったのは高校から留学していたことが良かったでは?と思いますが、どう思いますか?

A. やはり高校でカナダの勉強に慣れていたからこそ、今大学に行ってもそこまでブランクはなく、難しいとは思うけど、日本の高校から留学した子に比べると「これ知ってる」と思うことが多いとは思います。それと、周りが大学受験だ頑張ろう。みんなでエッセイを書こうとか、周りのみんなもカナダの大学に進学しようという状況下にいたので、みんなが日本の大学を受験する中で、カナダやアメリカの大学を受験する子たちよりは楽に考えられた。周りのサポートや同じ将来を考えている子もいたので、その点は大きいと思います。

Q. 海外に留学することで、英語は必須だと思いますが、英語を勉強する上でのコツはありますか?

A. 日本の英語の勉強は書くだけ、例えばテキストがあれば、I want you~ 、とか I can ~ とかそういう文法の勉強ばかりするかと思うけど、私は海外に行って、文法ってそんなに大事ではないなと思ったのが一つあります。自分が喋りたいと思う、その人とコミュニケーションを取りたいと思う気持ちが一番だと思います。だから文法がぐちゃぐちゃでもみんな一生懸命くみ取ってくれるし、文法がぐちゃぐちゃでも話そうと思って話すことによって話せるようになって、話すことにも慣れていって、向こうが言っていることも分かるようになってきて、こういう使いまわしができるんだ、こうやって喋ればいいんだってなって、私も勉強はできなかったけど、友達としゃべることによって英語は上達しました。なので、コミュニケーションをとろうと思うことが一番だと思います。

Q. バンクーバーとトロントの地域性の違いというのはありますか?

A. バンクーバーは雨が多く、1年間で10か月は雨が降っているようなところなので、日本に帰ってきて、パラパラくらいの雨でもみんなが傘をさしているのが信じられなかったです。土砂降りでやっと傘をさすくらい、バンクーバーでは雨が降っていたけど、逆にトロントは夏はすごい猛暑で湿気もあるようで、日本ににているのかな?と思います。逆に冬はすごく寒くてほとんど雪が降っている状態らしく、学校も雪で1~2週間なくなるというのは普通だそうです。バンクーバーでは雪で学校がなくなるのは1年に1回あるかどうか位でした。

Q.  入学した去年の9月はすでにコロナに突入していたから、向こうに渡って、例えば寮に入ってオンライン授業というのはできなくて、そもそもカナダに行けなかったという事ですか?

A. 2週間隔離をすればカナダも寮には入れたので、寮に入った人もいたのですが、私は初めての大学で、寮に入ったらご飯とかも全部自分でやらないといけないと思って、そういう不安もあったので。3年間ずっと海外にいたので、半年でも1年でも日本にいたいという気持ちがあったので最初は日本にいる選択をしました。

Q. 高校は食事とかは全部ついたけど、大学の寮では食事はつかないのでしょうか?

A. 高校は朝昼晩と全部ついていて、ただ学校の食事は美味しくなくて、食べれたもんじゃない。めちゃくちゃまずい。例えばポークの厚切りを焼いてあるものの上にイチゴジャムがかかっていたり、日本では塩で焼くのに、甘く焼いちゃったり。まずくて全然食べられなかったです。だから、学校ではほとんどサラダしか食べていなくて、あとは外で食べたり、Uber eatsしたりしていました。なので高校のころは、食事があったけど食べていませんでした。家から仕送りをしてもらっていたので、カップラーメンを食べたり、本当に不健康な生活を送っていました。大学もついてはいるけど、多分同じくらいのレベルじゃないかな?と思っています。なので私は9月からは一人暮らしをしようと決めていて、それなら火も使えるので自炊をして過ごそうかというプランです。

Q. いまはどういった学部にいますか?

A. 英語ではFinancial Economics と Economicsをダブルメジャーと言って2つ専攻しています。Financial Economics では金融経済を学んでいて、Economicsでは経済学を学んでいます。数学がメインです。あとは経済なので、需要と供給の事とか、そういうことを学んでいます。

Q. カナダの大学の試験について、先ほどお話がありましたが、いわゆる日本のように、この日が試験日で試験を実際に受けるというのはないのでしょうか?高校で頑張って成績をとっておくことがとても大事という事でしょうか?

A. カナダの大学は受験のようなテストは一切なくて、センター試験のようなストレスは一切ないです。その代わりに高校1年生から3年生の成績を全部見られるので、日本の高校生のように「1年生は手を抜いていい」というような余裕は一切ないです。毎日の授業や、毎日のテストが命がけです。私が通っている学校はオール5が当たり前。オール5じゃないと受験資格がなくて、カナダだと成績はパーセンテージで出るのですが、学部によっては全教科が95%以上というのもあり、学校の成績でストレスを感じているのは多かったです。

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住所

神奈川県横浜市戸塚区

公開日:2022-01-21