ベンチ設置などさまざまな取り組みを推進する 恒川 康夫さん 鷺沼在住 86歳<鷺沼町会>【2022年1月21日号】

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ベンチ設置などさまざまな取り組みを推進する 恒川 康夫さん 鷺沼在住 86歳<鷺沼町会>【2022年1月21日号】

鷺沼愛がエネルギー

 ○…「土橋交差点方面から鷺沼駅を利用する人にとってちょうど良い場所。周辺は休む所がないからね」と笑顔でベンチを設置した理由を語る。町会では副会長として駅から発着するバス増発の要望を始め、地域問題解決に向けたさまざまな取り組みを会長と共に推進。鷺沼をより良い場所にするべく、日々の活動に励む。「長く生活する自分の住む街を、良くしていこうと思うのは当たり前のことだから」と心境を述べる。

 ○…東京都目黒区出身。結婚後、教育や住環境の良さを考えて鷺沼に移り住んだ。銀行員として40年以上働く中で、人を大事にすることを学び、定年後にまちづくりを通して奉仕しようと決意。地方分権を学ぶ市民館の自主企画講座の主導など精力的に動いていたところ、現会長に誘われる形で町会役員になった。「世の中は日々変化している。その時代にあった、より良いまちについて考えることが大事」と思いを語る。

 ○…趣味は昆虫採集。特に飛翔する姿の美しさに心を奪われ、蝶や蛾を熱心に集めた。これまで60もの標本箱を製作したが、「子どもたちのためになれば」と鷺沼小にすべて寄贈し、表彰を受けたことも。「自分がいるのは周りの人のおかげ。人間正直に生きるを大切にしたい」と支えてくれた周囲への感謝も忘れない。

 ○…自宅近くにある公園掃除を毎日欠かさない。「災害時の避難場所だし、不審者対策にも有効。綺麗になると気持ちも良い」。災害時のために防災推進委員も経験した。課題は後進の育成。非常時に備え日頃から顔の見えるまちづくりを目指し、今日も鷺沼について考える。「これからも着眼大局、着手小局で泥臭く地道に活動していきたい」

川崎市町内会・自治会ページ

住所

神奈川県川崎市宮前区

公開日:2022-01-21

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