宮前区賀詞交換会が1月18日、市民館大ホール=写真下=を会場に、市内で唯一開催された。
宮前区全町内・自治会連合会(持田和夫会長)と宮前区社会福祉協議会(浮岳堯仁会長)からなる宮前区賀詞交換会発起人会が主催。コロナ禍で停滞するコミュニティに警鐘を鳴らし、「何とか対面する機会を」との思いで、開催に漕ぎつけた。感染症対策として検温・消毒のほか、例年行っていた飲食の代わりに芸術鑑賞を企画。大ホールに120人が駆けつけた。
冒頭、主催者代表あいさつとして持田会長は「何とか皆さまと元気に顔を合わせることができた。区民が安全安心に暮らし、区がさらに発展していくよう努力していく」と決意を新たにした。来賓祝辞で南昭子区長は「やっとお会いできてうれしい。集いの場を待っていたかのような安堵の顔が見られる。区制40周年の誇りを未来へとつなぎ、もっと宮前区を好きになってほしい」と語りかけた。川崎市議会の橋本勝議長や、神奈川県会議会の持田文男議員も登壇し、町会応援補助金やねんりんピックの話題に触れた。
芸術鑑賞ではマジックのほか、真打の落語家・桂米多朗さんらが登壇し、会場を沸かせた。区PRキャラクターの宮前兄妹も登場し、区制40周年Tシャツ特別バージョンを初披露。同Tシャツを着用した全町連の石川閣副会長の発声による三本締めで、40周年へ向け気持ちを一丸とした。