アメリカ発祥の人権教育プログラム「CAP」を通じて子どもの権利を学ぶ授業が、大口台小学校3年生の2クラスで7月15日に実施された。
CAPは、子どもがいじめ・虐待・体罰・誘拐などあらゆる暴力から自分の心と身体を守るために何ができるのかを伝えるプログラム。協進印刷=大口仲町=の江森克治代表が「母校の子どもたちの健やかな育ちに貢献したい」と、2015年頃からCAPの授業を子どもたちにプレゼントしている。
当日はNPO法人エンパワメントかながわの職員が登場し、特に大切な3つの権利「安心・自信・自由」を分かりやすく紹介。同級生から無理やりかばん持つように言われた時や下校途中で見知らぬ人に連れ去られそうになった場面など、権利が奪われる例を劇で伝えていた。児童らも劇に参加しながらどのように対応するのがよいかを考え、嫌という意思表示の大切さや自分の権利を守る方法を楽しく学んだ。
また授業終了後は、同社からCAPについての説明がラベルに書かれたペットボトル「CAP Water」が1人ひとりに配られた。江森代表は「CAP Waterを保護者の方に渡して、今日学んだことを話して」と呼びかけていた。