東海道巡る「御宿場印」が誕生!地域の信用金庫との連携で12宿を10月から販売開始

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東海道巡る「御宿場印」が誕生!地域の信用金庫との連携で12宿を10月から販売開始
10月から販売が始まった小田原と箱根の御宿場印

「宿場町」を観光資源として捉えた収集グッズとして、このほど「東海道御宿場印」が県内11カ所と静岡県三島市に登場した。これは東海道エリアに拠点を構える信用金庫による取り組みで、広範なネットワークを生かして地域活性を後押しするものだ。

県西の宿場町として登場したのは、さがみ信用金庫が担当した「小田原宿」と「箱根宿」の2種。小田原宿は市観光交流センター、箱根宿は箱根関所や道の駅などで10月から販売(1枚300円)されている。

古くは神社仏閣を目指す御朱印巡り、最近では城巡りの御城印など、旅先選びのきっかけにもなっている札集め。

東海道御宿場印は、2021年4月に足立成和信用金庫(東京都)らが始めた「日光街道・日光西街道御宿場印めぐり」を拡大させた企画。県をまたいだ経済活性策として各地の信用金庫が商品化を進め、販売やその後の増刷などは観光団体が担う仕組みだ。

観光や魅力再発見に

前島センター長と石田常務理事(右から)

今回の12札を第1弾として、最終的には京都まで「東海道五十三次」の発行を目指す御宿場印。さがみ信金の石田尚久常務理事が10月4日、箱根と小田原の観光交流センターに御宿場印と冊子などを届けた。石田常務理事は「来訪者の広域な回遊、地元の魅力を再発見するものができた。東海道を走る正月の大学駅伝などを契機に認知が広まれば」と期待を話した。

小田原市観光交流センターの前島真弓センター長は「コレクション性が高いものは遠方からの来訪も多いので、これをきっかけに小田原の観光にもつなげていきたい」と話した。

住所

神奈川県小田原市小田原市観光交流センター

箱根関所、道の駅など

費用

1枚300円

公開日:2022-10-15

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