北見方町会(藤原忠興会長)は10月1日、3年ぶりとなる自主防災訓練を北見方公民館広場で開催した。
悪天候の影響で1週間延期となる中、高津消防署の協力も得て実施し、地域の大人60人、子どもたち15人を含む総勢約90人が参加。当日は震度7の地震が起きたことを想定し、自主防災組織の本部長でもある藤原会長の号令でスタート。被害状況の把握や要援護者の安全確認といった情報収集・伝達訓練や、参加者を3班に分けた避難誘導訓練などが行われた。
子ども達も重い消火器手に「放水訓練」
消防署員の指導のもと、実際に消火器を使った初期消火訓練には子どもたちも参加。重い消火器を手にし、真剣に放水していた。また心肺蘇生やAEDの取り扱い方法、三角巾を使用した応急手当てなどの救命・救護活動も体験。給食・給水訓練は、区役所から提供された非常食や水が配布され、各自自宅で食べる体験となった。
藤原会長は「町会員は2019年10月の水害を経験しているので防災に真剣な人が多く、日程変更で参加者は減ったものの皆さん前向きに取り組んでいた。町会として防災組織・備品等を揃えていつ来るかわからない災害への準備を続け、このまちや人を守る訓練をこれからも続けていきたい」と話している。