地域の居場所「セカンドスペースINぞうしき」が1月11日、蔵敷自治会館で開催された。
この取り組みは、市民団体ホッとスペース・和(山田千鶴代表)が同自治会館で実施する「子ども食堂」がきっかけ。「これまで月1回だった地域の居場所作りを強化しよう」と、同団体と蔵敷自治会(森川多供子会長)が共働して、毎週水曜日の午後1時から5時まで自治会館を開放。取り組みが始まった昨年4月は1日あたり5、6人程度だったが、現在では平均約15人が利用するまでに増加したという。「決まった日時に開けていることが大事」と森川会長。子どもから高齢者まで、誰でも参加することができる居場所として浸透しつつある。
居場所のルールは「おやつの提供」のみ。宿題をしたり、おやつ作りを手伝う児童の姿も見られる。野菜などの食料は地域からの寄付に頼る。取材した11日は、子どもたちのリクエストでサツマイモスティックを調理していた。山田代表と森川会長は「ここに来れば信頼できる人がいる。そんな場所になれば」と抱負を語った。