上平間第一町内会(田口ひろ子代表)青少年部主催の「もちつき大会」が2月5日、同町会会館で行われた。
昔ながらの臼ときねを使った餅つきは、同町内会の恒例行事として長年行われてきたが、コロナ禍で開催は3年ぶり。今年は毎回好評だった子ども餅つきは中止した。
息の合った「よいしょ」の掛け声とともに餅をつく姿に地域住民らが注目。1回につけるのは約1キロ分の餅米で、用意した約35キロを男性会員が交代しながらきねを振り上げた。つきたての餅はテーブルで待機している女性会員らの元に運ばれ、専用の機械で玉状にしてきな粉とあんこの2種類の餅として提供された。田口代表は「久しぶりに町会の会員たちが集まり、みんなでわいわいと餅つきができてよかった。予想以上に多くの人が集まって驚いた」と話した。
絶好の餅つき日和
買い求める列の中には初めて餅つきを見たという親子連れも多く、きな粉とあんこが3個ずつ入った200パックはすぐに売り切れた。3パック購入したという田尻町の古屋久正さん(89)は「天気も良くて餅つきには絶好の日だった。帰ってから家族と一緒に食べるのが楽しみ」と笑顔を見せた。