区内を流れる平瀬川に架かる「中之橋」から川下に向かって100mあまり「鯉のぼり」を舞わせるプロジェクトが現在、佳境を迎えてる。平瀬川での鯉のぼりといえば、10年以上の歴史を誇る下作延中央町内会青年部の取組みが有名。その下流域を彩っている鯉のぼりは「津田山青年部」(繁本徹也部長)が手掛けたもの。元々、この2つの青年部はメンバー同士仲が良く、プロジェクトのノウハウなどを教えてもらう形で津田山青年部が「初参入」した形。ただ、下作延中央町内会青年部の鯉のぼりは川の流れと並行なのに対し、津田山青年部は欄干同士を結び鯉のぼりを舞わせる「垂直スタイル」を採用。結果、付近をはしる南武線の車窓や沿線道路からも良く見える仕様となっており、道行く人の目を楽しませている。
地域活動の魅力、PRにも
また、無地の鯉のぼりに子ども達が色付けした鯉のぼりを掲出する手法については下作延の取組みを参考にしつつ、子供会や町内会の枠組みを取り払い誰でも自由に参加可能とした。この狙いについて繁本さんは「コロナ禍で途絶えてしまった地域活動の楽しさを一人でも多く伝えたかった」と説明。これら子ども達の力作を含め約250匹の鯉のぼりが5月7日(日)まで舞う予定。上流域のプロジェクトとあわせ、平瀬川での鯉のぼり掲出に拡がりをみせている。