生田団地自治会で7月22日、花火を楽しみながら防火や防災について学ぶイベントが開かれた。
コロナ禍前まで継続されていた催しで昨年3年ぶりに実施。今年も近隣住民らに声をかけ、当日は会場となった団地集会所前広場に自治会員や学校関係者ら約70人が集まった。多摩区役所の危機管理担当者による防災講話の後、多摩消防署員が「周りにいる人に火事の発生を大きな声で知らせて119番通報を頼み、すぐに初期消火を」などと火災発見時の対応を解説。指導を受けた参加者は「火事だ」と叫んで水の入った訓練用の消火器を使い、火を模した的を狙って鎮火を図る基礎訓練を行った。
花火をする際の注意点などを署員が説明した後、自治会が用意した花火を大人も子どもも一緒に楽しんだ。同署の五ノ井克明さんは「火事に気をつけようという印象が子どもたちに少しでも残ってくれたら」と述べた。同自治会の井上佶会長は「夏休みに広い場所で子どもたちに花火を楽しんでもらえてよかった」と話していた。