盆踊りに代わる地域イベントとして「坂戸住宅自治会」(林明宏会長=今号人物風土記)がハロウィン企画の準備を進めている。林会長は「今後、盆踊りの実施は難しく、新たな催しを風物詩に育てていければ」などと抱負を述べている。
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同会はコロナ禍に見舞われたこの3年の間に住民の構成などが変わり、これまで行ってきた「盆踊り」の踊り手や、やぐらを組み立てられる人が大幅に減少。「(人員的に)今後、盆踊りの実施は難しい」と判断し、代替えとなるイベントの企画を検討していた。
10月29日、開催へ
新たなイベント催行に向け、若い人達の意見を取り入れるために「ジェネレーション会議」と呼ばれる世代間調整会議を実施 。前年に、コロナ禍の合間を縫う形で実施した「ハロウィン企画」が、想定以上に好評だったことなどから、これを定期化させて盆踊りの代替えとすることを決定。「ハロウィンフェスティバル2023」と銘打ち、10月29日(日)午前10時から坂戸住宅そばにある「坂戸公園」(高津区坂戸3の10の8)を会場に実施する運びとなった。
フリマも同時開催
また「子どもや若者から高齢者まで、皆が参加して作り上げる新しい形のイベントにしていきたい」という関係者の声を反映し、当日は「フリーマーケット」も併催される。同自治会では「(フリーマーケットは)過去にも開催しており、一緒に行うことでより一層、会場を盛り上げられたら」と話している。
本紙もひと役
さらにこのイベントには、本紙(株式会社タウンニュース社)も関与。
林会長は「開催告知などをタウンニュースの記事にしてもらおうと依頼した際、タウンニュース社がノベルティグッズの製作も行っているということを知り『横断幕』の制作をお願いする事にしました」と経緯を説明する。この横断幕は同自治会に関係する中学生や高校生がデザインを担当。当社ノベルティグッズの制作部門担当者と協働で完成に漕ぎつけ9月16日にお披露目された。
催し当日はハロウィンムードを醸し出すためにステージに掲出され、この横断幕の前をフォトスポットとして開放。イベント盛り上げの一端を担う予定となっている。