「消防署は知っているけど、”火災予防協会”って初めて聞くよ」と思う人も多いですよね。火災予防協会は消防署や消防団と同じように、災害から地域を守るために活動している団体です。泉消防署や横浜市消防局と連携し、防災に関する幅広い活動をしています。具体的にどのような活動をしているのか紹介します。
火災予防協会って何だろう?
泉火災予防協会は区内の企業・個人が参加して活動している団体です。自主的に火災予防の知識を学び、訓練し消火技術、救命技術を技術を習得しています。会員は2023年10月末現在で、区内の213企業・個人が参加し、地域貢献のため活動しています。
どんな活動をしているの?
自衛消防や救急救命などの技術習得のための訓練活動のほか、防災講演会の開催、春・秋の火災予防運動での広報、住宅用火災警報器交換キャンペーンなど年間を通じて幅広い活動を行っています。
消防活動
防火防災に関する知識・技術を習得し、自主防災体制の強化を図ることを目的に消防訓練等防災研修会を定期的に開いています。会員らは屋内消火栓や消火器の使い方、成人・小児乳児の救急方法を学びました。ほかにも会社ごとに組織する自衛消防隊も自主的に訓練を重ねています。毎年10月には泉区自衛消防隊消防操法技術訓練会を開き、各企業は日頃の訓練の成果を競っています。
2023年の結果は
【小型ポンプの部】最優秀:株式会社啓愛社自動車部品事業部自衛消防隊 優秀:川崎自動車工業株式会社自衛消防隊
【屋内消火栓の部Ⅰ】最優秀:戸塚共立いずみ野病院自衛消防隊
【屋内消火栓の部Ⅱ】戸塚共立いずみ野病院自衛消防隊/特別養護老人ホーム泉の郷自衛消防隊/いずみ中央ライフ自衛消防隊
区内だけでなく横浜市全域から参加する横浜市消防操法技術訓練会にも参加しています。2023年は、小型ポンプの部に啓愛社自動車部品事業部自衛消防隊、屋内消火栓Ⅰの部、屋内消火栓Ⅱそれぞれに戸塚共立いづみ野病院自衛消防隊が出場し優良に輝きました。
救命活動
消火活動と同様に力をいれているのが救命活動です。座学のほかに人形を使った心肺蘇生や小児乳児救急教室も開いています。
防災講演会
毎年11月に開催する防災講演会。みなさんに防災に関する意識を高めてもらおうと、幅広い分野の専門家らを講師に招いてさまざまなテーマで実施しています。これまで気象予報士や東日本田震災の被災者などに講演していただいています。過去の講演者、テーマは次の通りです。
- 2022年 テーマ「気象と事業所の防災について」 気象予報士 南利幸氏
- 2023年 テーマ「子ども達の命を守るためにどう準備し、どう行動すれば良いのか」 元南三陸町立戸倉小学校校長 麻生川敦氏(現宮城県多賀城市教育委員会 教育長)
ほかにも多くの活動をしています
泉火災予防協会では泉消防署と連携し、ほかにもさまざまな活動に取り組んでします。
- 各地区放火防止運動(年間)
- 各幼稚園・保育園に対する防災教室(年間)
- 各小中学校に対する防災教室(年間)
- 家庭防災員研修会(6月、11月)
- 区内小学生防火・防災ポスター展(区民ホール/11月)
- 泉区ふれあい区民祭り出展(11月)
- 深谷通信所跡地中央広場活用イベント(11月)
- 泉区消防出初式(1月)
一緒に活動しませんか
泉火災予防協会では一緒に活動してくれる企業・個人を募集しています。防災や地域活動などに興味があり、防災に関する知識、技術を身に付けたい方など、少しでも興味があれば問い合わせしてみては。やりがいも達成感も得られる活動だそうです。お問い合わせは下記の問合せフォームから。