「キラキラポップシンガーソングライター」こと、渡部歩さん(27)が、初単独ホール生誕公演を開催します。市民文化会館小ホールで2月4日㈰、午後4時開場、45分開演、入場無料。
- ホームページはこちらこちら
ポップスの王道を行く、ストレートな歌詞と親しみやすいキャッチ―なメロディが人気。モデルやMCとしても活躍しています。公演に関する問い合わせはnabe.ayu.info@gmail.com
夢の舞台へ 歩み着実に
「住んでいる茅ヶ崎の人に、私の歌を聴いてほしい」との思いから、ライブの無料開催に至りました。今まで、ライブハウスでの経験はありましたがホールは初めて。規模の違いに悩み苦しみ涙を流すこともありましたが、「応援してもらえるありがたさを噛みしめ」着実に歩みを進めています。
キラキラだけど、見えない努力は昭和のスポ魂
大阪生まれ。姉の音楽教室の迎えに親と行き、自分がステージに上がるなどその片鱗をのぞかせていた幼少期。中高生時代は物理学が楽しくて、勉学に励んだそう。ただ、2歳からずっと続けていた音楽教室を高校と同時に卒業しなくてはならない現実に「やっぱり歌が好きだ」と大学を中退し、あてもないままスーツケース一つだけ持って上京しました。
昭和生まれの筆者は、思わず「花の都大東京~♩」と歌いたくなり、グッと惹き込まれましたが、本人は「とにかく環境を変えれば何かあるかも」と一歩を踏み出したそう。
また、上京したものの、楽器を触ったことがなく作曲ができない…「ならば!」とギターとピアノを購入し、半年の独学で作曲を覚えました。
それでも、ライブハウスでオリジナル曲を歌ってもファンはつかず、今度は「アルバムを売り切るまで帰らない!」と北海道から福岡までストリートライブを敢行。時には心無い言葉を投げかけられたこともあったそうですが、話しかけてくれる人、歌を聴いてくれる人がだんだんと増え、全国にファンを掴みました。その行動力に驚かされます。
当時は店舗開発の仕事をしながら音楽活動をしていました。仕事が順調で長野の転勤が決まったものの、多忙なあまり音楽活動を続ける事に迷うこともありました。それでも、現地で「音楽やっているなら歌ってよ」と気さくに声をかけてくれる人々の温かさに触れ、背中を押されたそうです。
茅ヶ崎へ、ライバーとして活躍
2018年に「好きな海の近くで暮らそう」と茅ヶ崎に移住しました。先輩から「これからは配信の時代がくる!」と聞き、自身も配信をスタート。プライベートを切り売りし、10時間行うこともざらだったそう。リスナーの幅広い層の話題になればと、旅や温泉、歴史などを勉強するうちに、温泉ソムリエや日本城郭検定3級、日本フォーマルウェアサファイアマイスター、信長戦国歴史検定3級など、数々の資格も取得しました。翌年には配信プラットフォーム「17LIVE」最大のイベント、ゴールデンフェザーに日本代表として台湾に招かれ3位に輝いたことも。コロナ禍が訪れ「人気ライバー」として注目され、配信で生活できるほどでしたが「ここじゃない。大勢の前でライブがしたい」と環境をかなぐり捨てました。
バーチャル解放区1位をきっかけに
神奈川県の動画コンテスト「バーチャル解放区」で1位となり、2021、2022年の広報大使を務め、これをきっかけに県内での活動がいっきに広がりました。その際の、渡部さんの曲「闘うあなたへ」を使用した、バーチャル解放区のPR動画がこちら
- ミスなでしこ日本2022 神奈川県グランプリ&スマイル賞 受賞 全国ベスト8入賞
- JFCAミス着物美女2019 準グランプリ
- 日本さくらガールプロジェクト 第1期メンバー (投票審査1位)
- エフエム戸塚83.7MHz パーソナリティ 水曜日〜金曜日担当
上記だけでなく書ききれない程。ライブも月10本こなすなど多忙な毎日で、夏には3大都市ツアーを大成功させました。「出身でもないのに茅ヶ崎で関わる人が温かくて。一つの夢のホール単独公演をここで叶えられてうれしい」と話しています。