今月のテーマ「腸活でダイエット?」
腸内細菌の研究が進んでいます。太っている人の腸内細菌を調べた結果、ある特定の細菌(ファーミキューテス門)がとても多いことが分かりました。食事を変えて体重が減ると、その細菌が減ったとの報告もあります。
一方、ある特定の細菌(バクテロイデス門)がとても少ないけれど、減量すると増えたとのことです。腸内細菌と肥満との関係が明らかになってきました。
良い腸内細菌は、良い物質を作りだします。正しくは、腸内細菌が食べた残りカスを腸内細菌が体の外に分泌しています。良い腸内細菌は良い物質を分泌しているのです。特に有名なのが「酪酸」です。2型糖尿病患者では、酪酸を産生する細菌が少ないことも分かってきました。
食欲の秋、収穫の秋、食事を控えるのではなく、腸活に良い食材(キノコ・芋など)を積極的に摂取して、秋を満喫しましょう。
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