総勢27名のキャストが届ける、笑いと涙のエンターテインメント人形劇―。
人形劇団ひとみ座(神奈川県川崎市中原区)の劇団創立75周年記念公演・新作人形劇「花田少年史」が、3月26日㈫から31日㈰に川崎市アートセンターのアルテリオ小劇場で開催されます。
- ひとみ座が総勢27名のキャストで挑むのは、1995年度第19回講談社漫画賞を受賞し、今も根強い人気を誇る一色まこと原作の「花田少年史」です。
ポイント①「初めて人形劇として発表」
幽霊(オバケ)と人間の心の交流を描く、笑って泣けるエンターテインメント作品。アニメ化や映画化もされたこの作品が初めて人形劇として発表されます。
脚本・演出は劇団代表の中村孝男氏が務め、コロナ禍を過ごす劇団員たちの視点を新たに脚本に取り込み、ひとみ座オリジナルの物語に仕上げました。人形劇ならではの表現を駆使して創り上げるオバケたちの世界に期待が集まります。
ポイント②「ひとみ座劇人形展も同時開催」
公開日(3月26日㈫~31日㈰)には、川崎市アートセンター工房で開演1時間前から終演1時間後まで「ひとみ座劇人形展」も同時開催(入場無料)。過去のひとみ座作品に登場したオバケの人形が多数展示され、人形劇の世界をより一層楽しむことができます。「ぜひオバケの世界に浸りながら、春休みのひとときをご家族そろってお楽しみください」と担当者は話します。
あらすじとみどころ
今から少し昔の日本。元気いっぱいの少年「一路」は事故にあって生死をさまようが、そのときから成仏できない幽霊(オバケ)が見えるようになってしまう。成仏できないのはこの世に願いが残っているから。オバケたちは一路にその願いを託すようになり、一路はオバケたちの人生を垣間見ることとなる。その中でも不幸な死を遂げた「りん子」は、一路を冥界へ連れて行こうとするのであった。
劇団代表・中村孝男氏のコメント
~公演のテーマは『人が人といることで前に進める』~
新型コロナウイルスの世界的まん延から4年が経ちました。私たちひとみ座はコロナ禍を人形劇という活動に希望を捨てないで頑張ってきました。その中で、改めて人形劇の魅力は想像力によってみている子どもたち、大人たちが心を豊かにすることだと思いました。
コロナ禍から脱却した今、私たちが発信するのは何かと劇団全体でアイデアを出し合い、笑いあり涙ありの漫画「花田少年史」を選びました。少年がオバケと交流し、この世に残した思いを叶える中で成長していく話ですが、私たちが創り続けてきた人形劇は、モノに思いを託し、ドラマを生み出そうとするもの。人形たちに願いがあるとすれば、それを叶えてあげられるのは私たち。人形にとっては、「花田少年史」の少年のような存在であると言えます。
ひとみ座75周年記念公演「花田少年史」は、そんな私たちの想いも反映させた演出となっています。人が人といることで前に進める、これがこの公演のテーマです。
チケット販売中。公演内容の詳細は下記の通り
【人形劇「花田少年史」】公演スケジュール
2024年3月26日(火) | 18時30分 | |
2024年3月27日(水) | 10時30分 | 14時30分 |
2024年3月28日(木) | 10時30分 | 14時30分 |
2024年3月29日(金) | 10時30分 | 14時30分 |
2024年3月30日(土) | 10時30分 | 14時30分 |
2024年3月31日(日) | 10時30分 | 14時30分 |
※開場は開演の30分前、上演時間は約2時間を予定(休憩を含む)
【会場】
川崎市アートセンター アルテリオ小劇場(川崎市麻生区万福寺6-7-1、小田急線「新百合ヶ丘駅」下車徒歩約3分)
【出演者】
荒木倫子 伊東亮 榎本トオル 岡野洋子 金子優子 齋藤俊輔 佐伯左京 佐藤綾奈 篠崎亜紀 末永快 鈴木文 鈴木裕子 高橋奈巳 田川陽香 鶴田理紗 照屋七瀬 冨木義之 友松正人 西田由美子 深澤まりあ 松島麗 松本幸子 松本美里 森下勝史 やなせけいこ 蓬田雅代 龍蛇俊明 (五十音順)
【料金】
前売:大人4,500円 子ども2,500円(当日券は各500円増し)
※全席指定 子ども料金は4歳~高校生まで
※3歳以下膝上観劇無料(お席が必要な場合は有料)
【チケット販売】
■カンフェティチケットセンター
電話予約:0120-240-540(平日10:00~18:00)
インターネット予約(http://confetti-web.com/hanada)■しんゆりチケットセンター(川崎市アートセンター内)窓口販売(9:00~19:30)