春のお祝いから冬のギフトで、はたまたオープンしたばかりのお店に…。その場に華やかさを彩る胡蝶蘭は「贈っても」「頂いても」喜ばれる人気の花です。そんな胡蝶蘭の中でも「日持ちが良い」「鮮やかさが違う」と、花を扱うプロから一般ユーザーまで訪れる人気の洋ラン園が神奈川県小田原市にありました。【レアリア特典あり※記事下部をチェック】
小田原市寿町、町田小学校の目の前にある「神谷洋蘭園」は温室での施設園芸で50年、各種胡蝶蘭を育てています。
この場所で4棟、別の場所も含めると約1500㎡の温室でシーズンごとに常時10種類以上を生育しています。園内では定番の白やピンクに加え、淡い黄色など、種類もサイズもさまざまな胡蝶蘭がずらりと並んでいます(ダイヤモンドスター、ハッピーストリーム、スパークリングシャワーなどなど…、名前も華やか!)。大切に育てられた花々は地元神奈川のほか、都内や静岡の市場や市内外のフラワーショップへ卸されています。
賑やかなスタッフから背中を押され、笑顔で出迎えてくれたのは神谷淳一代表。2代目の神谷さんが営む小田原の温室では、気候が良い台湾で育った苗を取り寄せ、半年かけてじっくりと生育しています。届く苗はその時のトレンドや面白そうな種類など、神谷さんらが長年の目利きでオーダーしたもの。「室内の温度は常に一定にしながら、求められる時期に開花できるよう丁寧に育てています」と神谷代表。
- 神谷洋蘭園の胡蝶蘭が評判なのはその持ちの良さ。
我が家でもお祝いで神谷さんの胡蝶蘭を頂いた際、ちょっとしたコツを教わったら2カ月ほど花が咲き続けました。中には5カ月ほど持つ胡蝶蘭も育てているという神谷さんは「他の洋ランより長く花を咲かせたいというのがうちのこだわり。それにはどれだけ根が張れるかなんですが、それは育てる際の肥料やLEDの光、室内の温度からCO2の調整具合まで、いろいろあるんですがここからは企業秘密ですね」とにやり。市場や花器店で信頼されるコツは長い経験から得られたものなんですね。
おススメは直売!
話を聞いていると温室にはたびたび胡蝶蘭を買い求めに訪れる一般のお客さんの姿も。好みや世間話をしながらお好みの花を探してその場でラッピングもしてくれます。実はここでは直売も行われていて、ウワサを聞きつけた県外の人が観光や旅行の際に訪れるなんてケースも多いそう。
- どれも新鮮で、圧倒的な量と豊富なサイズから好みを見つける…、贈る人に喜んでもらえるようにアレコレ考える時間は「贈る側」の楽しみでもありますよね。
「もとは日本独自の冠婚葬祭だったと思いますが、今ではいろんな場面で喜ばれるのが花のギフト。ちなみに胡蝶蘭の花言葉は『幸せが飛んでくる』って、贈るのに実にぴったりな花ですよね」と神谷さん。贈る側からの信頼も厚い、とにかくリピーターに愛される神谷洋蘭園は地元の人も、小田原観光に訪れた人も、一度気軽に覗いてほしい温室でした。
- ここで耳寄り情報⇒2023年1月末まで、「レアリアみたよ」と声を掛けると、胡蝶蘭が直売価格から1割引きに!※一般来訪の方限定です