パルテノン多摩ミュージアムでは企画展「鉄道が街にやって来た〜多摩ニュータウン鉄道開通50周年〜」が11月10日(日)まで開催されている。時間は午前10時から午後5時30分まで。入場は無料。
この展示をおもに企画したのがパルテノン多摩学芸員の仙仁径さん(49)だ。植物学専門の学芸員として観察会や寄稿、植物標本の管理などを行う仙仁さんは鉄道にも詳しい。仙仁さんは「もともと都市計画、多摩ニュータウンのまちづくりに興味があり、鉄道という視点から、まちづくりを幅広く展示してみたかった」と話す。多摩センターという名称について「計画をしてきた方たちは駅を中心としたまちづくりを計画されてきたと思う。後に、多摩モノレールが開通したことでニュータウンのセンターになるという先見性を持っていたのでは。ほかの駅とは違う」と計画や年表を見て振り返る。
学生の頃からニュータウンとは縁があり、多摩センターについては「ダイヤ改正による変化など時代ごとに見ていくと楽しいですよ。多摩急行やホームウェイが消えてしまったり変化は激しい。今は本数が減っているのが気になりますが」と話し、3線への歴史の変化にも思いをはせる。
また、仙仁さんは「丸善多摩センター店には専門書が多く利用させてもらっています。飲食店でいえばちょっと場所が遠くなってしまったのですが『グラン・クリュ』のロールケーキがお気に入りです。イタリアンピザが美味しい『ラパーラ』もおすすめです」と笑顔で語った。