はじめに
川崎市は市制100周年を記念し、かわさきスペシャルサポーターでプロダンスチームの「KADOKAWA DREAMS(カドカワドリームス)」とコラボ。プロモーション動画と、ダンスに親しむためのダンスレッスン動画を制作しました。
KADOKAWA DREAMS – 地域に根差した活動と社会貢献

KADOKAWA DREAMSのメンバー
株式会社KADOKAWAが2020年10月に結成したKADOKAWA DREAMSは、川崎市中原区を本拠地としているプロダンスチームです。日本発のプロダンスリーグ「D.LEAGUE」での二連覇達成や、世界大会での入賞など、国内外で高い評価を得ています。
また、川崎市主催イベントなどにも精力的に出演するなど、地域に根差した活動も積極的に行っており、川崎市の魅力を広く発信していくかわさきスペシャルサポーターにも就任しています。同チームのディレクターを務めるKEITA TANAKAさんは「もっと多くの子どもたちにダンスを楽しんでほしいと考え、オファーを受けました」と話します。
動画制作の目的 – ダンスを通じた魅力発信と市民参加の促進
今回の動画制作プロジェクトは、大きく分けて二つの目的を持っています。
川崎の魅力発信
プロモーション動画は、川崎の多様な魅力を、ダンスで発信することを目的としています。
KADOKAWA DREAMSの今シーズンのテーマ曲である「Sky’s The Limit」をBGMに、川崎病院ヘリポートをはじめ、市内各地で撮影が行われました。
映像の一部には、キヤノン川崎事業所内のボリュメトリックビデオスタジオで撮影された映像が活用されています。空間内をあらゆる位置・角度から捉える自由なカメラワークにより、通常のカメラでは撮影できない視点の映像も作成できました。
川崎の都市としてのエネルギーと、KADOKAWA DREAMSのダンスパフォーマンス、そして最新技術が融合した、これまでにない革新的で魅力的な映像作品となっています。
市民参加の促進とダンス文化の振興
ダンスレッスン動画は、市民、特に子どもたちがダンスに親しみ、体を動かすことの楽しさを体験してもらうことを目的としています。3つのレベルに分けられた動画は、市立学校の授業や部活動などで活用できるよう構成されてます。
ダンスに親しむためのレッスン動画
ダンスレッスン動画は、入門編、初級編、中上級編、そして「E-JUNC DANCE」KADOKAWA DREAMSバージョンの計4本が制作されました。
入門編から中上級編の動画では、KADOKAWA DREAMSのダンサーが丁寧にレクチャーを行う形式で、ダンスのコツやポイントが分かりやすく解説されています 。レッスン動画ではKADOKAWA DREAMSのメンバーが踊り方をゆっくり解説、慣れてきたらスピードアップして踊り、音楽に合わせて踊るという段階的なステップで構成 されています。
入門編
上半身の動きを中心に学べる入門編動画。ダンスを真似することで、徐々にリズム感を養っていく事を目的としています。
初級編
さまざまな動きが取り入れられている初級動画。上半身の動きに加えて足のステップも加えられています。
中上級編
入門、初級編を合わせた内容となっている中上級編。手の動きも増え、BGMに合わせて不規則な動きが展開されます。
E-JUNC DANCE
また、川崎にゆかりのある楽曲「E-JUNC DANCE(いーじゃんダンス)」をKADOKAWA DREAMSが踊るバージョンも制作されました。
「まずはダンスを楽しんで!」

左からKADOKAWA DREAMSのKEITA TANAKAさん、同チームのKISAさん、Daichiさん、チームスポンサーの㈱丸貞の持田裕司代表、市総務企画局シティプロモーション推進室の高見拓さん
練習動画の作成に取り組んだKADOKAWA DREAMSの皆さん。その中心人物であるチームリーダーのKISAさん、サブリーダーのDaichiさん、そしてディレクターのKEITA TANAKAさんは「動画を見て、気軽にダンスを楽しんでほしい」と呼びかけています。

ダンスの楽しさについて語るKADOKAWA DREAMSの皆さん
「1人で踊るのも楽しいけど、多くの人と踊るともっと楽しい。そんな魅力を多くの人に知ってほしいです」とKISAさん。
「ダンスは恥ずかしいと思う人もいるのではないでしょうか。動画をまねして、ダンスができたという実感して欲しい」とDaichiさんは話します。
お披露目会 – 市民との交流とダンスの普及
制作された動画のお披露目会は、3月14日に川崎市立大戸小学校で開かれました。
お披露目会では、KADOKAWA DREAMSのダンサーが大戸小学校の児童を対象に、制作した動画を使ったダンスレッスンやパフォーマンスを披露しました。
プロのダンサーによる指導とパフォーマンスを間近で体験することで、子どもたちはダンスの楽しさを体感。踊りへの興味や関心を高めていました。
まとめ
今回の動画は、YouTubeや市立学校で活用するGIGA端末用デジタル副読本で公開され、広く市民に活用される予定です。
「ダンスを楽しんで、一緒に川崎を盛り上げましょう!」と、KADOKAWA DREAMSの皆さんは呼びかけます(本記事中に掲載の写真、動画の多くは川崎市シティプロモーション推進室提供)。