170mの商店街に骨董品ずらり
JR平塚駅北口を出てすぐの「紅谷パールロード商店街」では、毎月第4土曜日に「湘南ひらつか駅前骨董市」が開催されます。全長170mの商店街が歩行者天国となり、所狭しと個性的なお店が並びます。
昭和・平成のレトロな雑貨や小物、古書や陶器、古民具、食器、おもちゃ、古着など、様々な時代の品物が並びます。
クラシカルな壁掛け時計やレトロな人形など、掘り出し物が見つかるかもしれません。また、店主との会話も骨董市の醍醐味の一つ。商品の背景や歴史を聞いたり、値段交渉をしたりと、ただの買い物以上の楽しさを体験できます。
私も行くたびに初めて見るものがたくさんあって胸が躍ります。
「これはなんですか?」と聞けば骨董商のみなさん「これはね、、、」と教えてくれて楽しくなってきてしまいます。
- 昭和21年の10円札
- 1880年代の古時計
- 同じものは世界にない応量器
本や資料などは開いて中身が気になって仕方がありません、、、
- 旧軍の極秘資料
- 自衛隊の雑誌
- 江戸、明治時代の和本
芸術作品の中にも掘り出し物が眠っていそうな雰囲気が漂いますね。
宝飾品や陶器、人形など職人の魂が感じられる作品ばかり
洋服やカバン、アンティーク食器など生活に役立つものもそろっています。
10周年記念開催
「湘南ひらつか駅前骨董市」は10周年を迎え、2025年3月22日に開催された記念回は、多くの買い物客や骨董ファンで賑わい、大盛況のうちに幕を閉じました。記念イベントでは、買い物客500人に日用品が当たる抽選会が実施され、昼過ぎには品切れとなるほどの盛況ぶりでした。
骨董市が始まったのは2014年3月。商店街の賑わいを取り戻そうと、谷地和夫さん、荻野憲一さん、花岡竹男さんら実行委員が中心となり、始めました。

左から実行委員の荻野さん、谷地さん、花岡さん
「当初は来場客も骨董商も集まるか不安だった」と谷地実行委員長は振り返ります。しかし、骨董商への細やかなサービスと来場者へのおもてなしが評判を呼び、回を重ねるごとに来場者は増加。現在では登録数85店、当日出店数50店が出店し、1,000人以上が訪れる人気イベントに成長しました。
毎月熱海から買い物に来るというカナダ人男性は「日本の素晴らしい文化が集まっている。買い物だけでなく、骨董商との会話も楽しいです」と魅力を話していました。外国から来た人にとっては宝の山にも見えるようです。
平塚市内に在住の20代の男女2人は、「ふらっと寄ったことをきっかけに毎回来ている」と話していて、他にもレコードを探し求める少年など幅広い層のお客さんが楽しんでいました。
紅谷パールロード商店街を楽しんで
そんな骨董市が開催されている紅谷パールロード商店街は地元の人に愛される老舗の飲食店から、居酒屋、カフェ、レストランまで、様々なグルメを楽しめるほかおしゃれなブティック、メガネ屋、宝飾店、整体院など様々なお店が並びます。
商店街は年間を通して全面バリアフリーの歩行者天国のため、小さなお子さん連れの方や、ゆっくりとお店を見て回りたい方も安心して買い物を楽しむことができます。歩行者天国ならではの開放的な雰囲気です。7月には平塚の名物「湘南ひらつか七夕まつり」が開催され、商店街には大型飾りがずらりと並ぶその光景はまさに圧巻の一言です。毎月開催される骨董市と一緒にいろいろな時期で楽しんでみては。
開催情報
- イベント名:湘南ひらつか駅前骨董市
- 開催日:毎月第4土曜日 8:00〜16:00 ※小雨決行
- 場所:紅谷パールロード商店街(JR平塚駅北口より徒歩約1分)
- 取り扱い商品:和洋の骨董品、雑貨、食器、おもちゃ、古着など
昭和・平成レトロブームの中、掘り出し物と出会える「湘南ひらつか駅前骨董市」へぜひお越しください。