逗子市と鎌倉市をまたぐ国指定史跡「名越切通」内にある「まんだら堂やぐら群」が4月19日(土)から6月1日(日)の土、日、月、祝日に公開される。同やぐら群は保存管理の都合上、毎年初夏と秋限定で公開されている。公開日以外入場不可だが、昨年は延べ7277人が訪れた。
「やぐら」は中世の墳墓で鎌倉とその周辺地域に見られる特殊な遺構。まんだら堂やぐら群は150穴以上が集中して造られており、やぐら群としては最大級の規模を誇る。明確な資料がなく「まんだら堂」とは何か、いつ頃作られたのかなど不詳だが、発掘調査の結果、13世紀後半から作られ始め、15世紀いっぱい(一部16世紀まで)供養が行われていたと考えられている。
午前10時から午後4時。入場無料だが、史跡維持管理のため任意の寄付を募っている。
JR逗子駅からバス乗り場6番。亀が岡団地循環「亀が岡団地北」下車徒歩10分。「緑ヶ丘入口」下車徒歩15分。
市教育委員会社会教育課【電話】046・873・1111㈹