六国見山の里山再生活動を行っている北鎌倉湧水ネットワーク(野口稔代表)が1日、六国見山森林公園の展望台付近にヤマアジサイの苗木200本を植栽した。
2019年から続き、植えた数は今回で累計1000本となった。野口代表は「大規模な植栽は今回でひと区切り。これからは植えたアジサイの育成に力を入れたい」と話す。
六国見山は「まさに最適な場所」
日本に古くから自生するヤマアジサイの生育には、風通し、半日陰、肥沃な土壌などの条件が必要となる。かつては野菜の栽培も行われていたという六国見山は「まさに最適な場所」と野口代表。1日に行われた植栽では、同ネットワークや苗木を寄贈している鎌倉アジサイ同好会のメンバーなど約20人が手作業で苗木を植えた。
春にはヤマザクラが咲き、地元では桜の名所となっている六国見山。「展望台付近の道沿いに並ぶヤマアジサイたちをしっかりと育てて、『北鎌倉千本アジサイ』として新しい名所にしていきたい」。野口代表の目には、すでに満開のアジサイの道が見えている。
なお、六国見山森林公園には専用駐車場がないため来場は公共交通機関を利用する。散策路は滑りやすいため登山に適した靴や服装での来場を。