「AIが発達するこれからの時代、子どもたちに必要な力とは?」 。そんな問いに高専との連携によるユニークな教育で応えるのが、「町田サレジオ幼稚園」です。同園が力を入れる「五感教育」を取材しました。
足裏センサーON!年少さんのどろんこ遊び
年少さんでは、プールいっぱいの「泥」で遊ぶ活動が。子どもたちは興味津々に足を入れ「ぬるぬるする!」「気持ちいい!」と不思議な感触の虜に。
- 連携するサレジオ高専の教授は「幼児期に最も研ぎ澄まされる五感。この“センサー”をたくさん使うことで、将来、例えばものを作る時にも必要な繊細な感覚の根っこが育ちます」と、優しく語ります。
雨の日だから面白い!年中さんの発見アート
年中さんでは、あいにくの雨模様を逆手にとった活動が。「雨の滴ってどう見える?」「どんなふうに降ってくる?」まずは絵本や園庭の観察で雨の世界に親しみます。その後、マーカーで雨の絵を描き、雨にさらしてみると…「わ、にじんで綺麗!」。
色が混ざり合う様子に子どもたちは釘付けです。雨の日ならではの大発見が好奇心をかき立てます。
石ころを「科学」して「アート」する!年長さんのSTEAM教育
年長さんは、川で拾った石ころが教材です。「山の石はゴツゴツなのに、これはなんでツルツル?」教授の問いかけをヒントに、川の流れと石の形の関係を学習。科学の視点で観察した後は、石をキャンバスにアート制作。身近なものから探究心と創造力を育む、同園ならではのSTEAM教育です。
「保護者の皆様に寄り添うのがコンセプト」温かいサポート体制
ユニークな教育内容に加え、保護者に寄り添う手厚いサポート体制も大きな魅力です。「働いている方、お家にいらっしゃる方、それぞれ大変な思いで子育てをされています。どちらにも寄り添うのが、うちのコンセプトです」と園長先生は温かく語ります。
- その言葉通り、朝は7時半から、夕方は18時までの預かり保育や、週5日の給食(選択制)など、常に保護者の声に耳を傾けた柔軟なサポート体制が整っています。
泥のぬくもりや雨が描く模様。そんな実体験から生まれる感動を、高専連携のSTEAM教育で探究心へと繋げる。町田サレジオ幼稚園は、「感じる心」と「考える力」の両輪を育みながら、どんな家庭にも温かく寄り添い、家庭との二人三脚で子どもたちの可能性を力強く伸ばしてくれる幼稚園です。
町田サレジオ幼稚園ホームページ