イベント主催は関西在住高校生
瀬谷区民文化センターあじさいプラザで9月15日(月)、ショートフィルムの上映会「横浜サマーフィルム祭」が開催される。上映されるのは、横浜市内や旭区の左近山地区などで撮影された作品で、地域色を楽しめる。
5作品が上映される同イベント。1作品目の「僕はあなたを待っている」は保護犬カフェを舞台に、里親探しを描く。2つ目の「最後の手紙」は、父を殺された主人公がその死の真相に迫る作品。3作品目「二代目カヨコ」は、連れ子のいる男性と結婚した女性が、家庭問題に直面する物語だ。4つ目の「復讐」は探偵事務所が殺人事件の解決を目指す謎解きミステリー作品。5作品目の「役立ガクブチオ」は、妖怪である同名の主人公が絵を使って”人の役に立つ”物語だ。
5作品の監督を務めたHIROさんは「それぞれテーマ性が異なっている。気軽に、純粋な気持ちで観てもらえたら」と話す。
イベントを主催したのは、関西在住で高校2年の永井結菜さん。1、2、4作品目の脚本も担当している。これまで10本以上の脚本を書いてきたといい「今回、色んなジャンルの脚本を書いた。色んな人に観てほしい」と呼びかける。
地元住民がロケ地探し
「役立ガクブチオ」は左近山にある理容店で撮影。「復讐」は左近山地区のほか二俣川にあるバーをロケ地として使用した。2作品のロケ地探しは、永井さんのファンだという旭区在住の竹村美紀子さんによって進められた。いくつか候補を挙げ、「左近山は自然豊かで、緑のある風景を演出でき物語に合いそう」などの理由から、HIROさんが選定していった。「地元にこんな場所や土地があるということを、作品を通して感じてもらえたら」とHIROさんは語る。
午後6時30分から8時50分まで。チケットは自由席で3000円。予約はメールcoffee.himeji@gmail.comに名前と連絡先を明記し連絡を。当日直接も可。

理容店での撮影風景