区内にある「久地梅林公園」を会場に、毎年行われている夏の恒例行事「納涼祭」が、今年も8月23日(金)午後4時から夜8時まで実施される。
(一社)川崎北工業会(【電話】044・811・6304)が主催するこのイベント。地元の町工場の人たちが中心となり、地域のために趣向を凝らした企画を多数用意し、例年2千人もの来場者で賑わうこの催しも今年で10回目。節目に相応しい祭りにすべく着々と準備が進む、その内容はー?
すっかり芸能人気分?
例年、川崎フロンターレのマスコット「ふろん太君」が登場し、じゃんけん大会で賞品がもらえたり、お楽しみ抽選会に参加できたりするのが魅力となっているこの「納涼祭」。さらに特長的なのが”工業会”というプロ集団が主催するイベントならではの「2つの目玉」。まず、一般的なお祭りで良く見かける特設ステージも、工業会の手に掛かれば、製品を輸送する4トントラックの荷台がその舞台に様変わり。
かつて、某有名芸能人が都内でゲリラライブを敢行した際、大型トレーラーで乗り付け、荷台を一気にオープンさせると同時にパフォーマンスを披露した事があったが、同所の荷台ステージも、コンセプトはほぼ同等といった仕様。とりわけ今年は10周年という事で、不二プラント工業(株)提供によりステージ用の4トン車を新調し、ステージイベントのさらなる拡張を目論んでいるという。
「焼きそば」も復活
またもう一つも見逃せないのが、今回復活を遂げる模擬店の「焼きそば」。
元々、この納涼祭で振舞われる焼きそばを炒める「鉄板」は、30年以上の歴史を誇り、その板の厚さや大きさも市販品とは異なる特別製。工場職人が認めた本格派も前回開催では出番がなく、出来合いパックを販売したが「やっぱりあの鉄板でつくった焼きそばが食べたい!」といった要望が多数寄せられ、今回再び登板する運びとなった。
主催関係者は「当日は小学生以下の子ども達全員に無料プレゼントもあるので、新調した荷台ステージでのイベントを楽しみ、復活した焼きそばに舌鼓を打ってもらえれば」と話し、多くの来場を心待ちにしている。