横浜みなとみらいホールで10月19日(土)、「リオネル・アヴォ オルガン・リサイタルーパリ・ノートルダム希望の響ー」が上演されます。
9月27日(金)から横浜市内で行われる、市内のパイプオルガン所有施設を対象にしたコンサート「パイプオルガンと横浜の街」の関連イベントです。
フランス人奏者が来日
今年4月、パリのノートルダム大聖堂で起きた火災は記憶に新しいところ。建物は大きな被害を受けたものの、同施設が誇る巨大なパイプオルガンは消失の難を逃れました。
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リオネル・アヴォ氏
今公演で演奏するのは、ノートルダム大聖堂での演奏経験もあるフランス出身の国際的なオルガニスト、リオネル・アヴォ氏。オルガン界で「フランスが生んだ世界の至宝」と謳われた故ジャン・ボワイエに師事した実力派は、今回のリサイタルに並々ならぬ想いを持っています。
「ノートルダムの悲劇」に捧ぐ演奏
「被災したノートルダム・ド・パリ(大聖堂)の再建を祈り、聴衆の皆様と気持ちを通い合わせたい」とアヴォ氏。
大聖堂のオルガニスト、J-P.ルゲ氏の傑作『ソナタ第4番(2016年初演)』や、パリの消防隊員に捧げる『英雄的小品』(C.フランク)などを演奏。横浜みなとみらいホールを象徴するパイプオルガン「ルーシー」の荘厳な音色が、横浜とパリをつなぎます。
チケットは全席指定2500円。横浜みなとみらいホールチケットセンター045-682-2000(10~17時)へ。
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パイプオルガン「ルーシー」
プログラム
第一部
J.S.バッハ:
・幻想曲 ト長調 BWV572
・3つのコラール
いざ来ませ、異邦人の救い主よ BWV659
主なる神よ、いざ天のとびらを開きたまえ BWV617
われを憐れみたまえ、おお主なる神よ BWV721
・ミサ ロ短調 BWV232 より (ミシェル・ブヴァールによる三手、ヘ短調版) 共演:小島 弥寧子
・F.リスト:バッハのカンタータ「泣き、嘆き、悲しみ、おののき」の主題による変奏曲
第二部
・ベートーヴェン/Y.ラファルグ:交響曲第7番 イ長調 Op.92 よりAllegretto
・J-P.ルゲ:ソナタ第4番 (2016年初演)
・L.ボエルマン:ゴシック風組曲 作品25 第3曲 聖母への祈り(ノートルダムへの祈り)
・C.フランク:オルガンのための3つの小品より 第3番 英雄的小品 ロ短調