地域の防犯活動に尽力する個人、団体を彰する神奈川県警本部長褒章の伝達式が3月17日、高津警察署(三鬼洋二署長)で行われ、区内受章者の北見方町会(藤原忠興会長)と斉藤憲一さん(諏訪第二町会)、森忠満さん(下野毛町会)に記念品が贈呈された。
平日毎日2回見回り
北見方町会は05年にパトロール隊を結成。平日毎日昼と夜の2回、東高津小学校周辺や自治会内のパトロール行っている。昨年、登戸殺傷事件が発生した直後に巡回し、児童の見守り活動に貢献するなど、防犯意識の高さが評価された。藤原会長は「犯罪抑止にどれくらいつながっているかは分からないが取り組んだことは間違っていない。隊員の数を増やしながら今後も活動を続けたい」と話す。
LED化を促進
諏訪第二町会の防犯部長を務める斉藤さんは、地域の防犯活動に20年以上携わる。防犯灯のLED化を進め、月2回のパトロールを実施するなど防犯活動の先導役を担う斉藤さん。「巡回することで犯罪抑止、住民の安心感につながれば」と話す。
時間あれば巡回、心掛け
下野毛町会の防犯部長を30年以上務める森さんは町会のパトロール隊とは別に、日頃から町会の見回りを心掛けている。森さんは「皆さんが協力しあう気持ちの積み重ねで安全が保たれている。自分のできることを一生懸命やっているだけです」と話した。
神奈川県警本部長褒章は今年、県内54団体、108人に贈られた。