【住職に聞く】ペットへの感謝を込めた「動物供養」ができる 横浜・川崎からほど近い寿徳寺

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【住職に聞く】ペットへの感謝を込めた「動物供養」ができる 横浜・川崎からほど近い寿徳寺
動物供養塔「ありがとう」

大事な家族の一員であるペット。亡くなってしまったら…考えるだけで悲しくなります。どうしたらいいのか分からず、ずっと遺骨を自宅に保管している人も多く、悩んでいる人も多いそう。

寿徳寺では、様々な思い出を作ってくれたペットへ感謝を伝えるために、丁寧な供養を行っているそうです。

様々な植栽がある境内の様子

動物供養塔「ありがとう」

寿徳寺では、「遺骨を自宅に保管している」「ペットの供養のために別の区や他県に行っている」という地域住民らの声を受け、3年ほど前から年に一度、動物供養法要を行ってきました。

法要では、読経と住職による法話が設けられています。

  • 1年ほど前には動物供養塔「ありがとう」が建てられました。

動物供養塔には「大地有情 同時成道(だいちうじょう どうじじょうどう)」という言葉が刻まれています。これは、全ての命が救われるという意味です。その背景には、「自分という存在は一人で生かされているのではない。周囲の様々ないのちとつながり、関わり合い、支え合って生かされている」という考え方があると住職は教えてくれました。

  • 納骨供養は13,000円から。その他、葬儀や火葬、法事もお願いすることができ、希望に合わせた供養が行えます。

供養塔に納骨された遺骨は、安置された後、合祀して土に返されます。

33の姿に変身する観音菩薩

読経は、動物供養塔の前で行われます。希望者には本堂での特別供養も行っています。

  • 本堂での供養の場合は、観音菩薩の前で行われます。

観音菩薩さま

観音菩薩は、あらゆる人を救い、あらゆる願いをかなえるためにおじいさんやおばあさん、子ども、兵士、お坊さんや、恐ろしい鬼や美しい天女など、臨機応変に33 種類の姿に変身すると言われています。

亡くなった最愛のペットの姿にも変身してくれるかもしれません。

ペットへ感謝を込めて

住職によると、古代エジプトではワニのミイラが見つかったり、日本では古墳から犬の遺体が見つかったりと、古くから動物の供養は行われてきたといいます。

「昔は川の土手や庭に動物の遺体を埋めている人もいたが、いまは住宅が密集していることや地域の目があるため、そういう時代ではなくなった」と住職。

  • 寿徳寺では、法要の際にペットの名前を盛り込むなど、何より「丁寧な供養」を心掛けています。

住職は「きちんとお寺で供養して、お家には写真などを置き、命日を祈れば心の安らぎにつながる。人間だけでなく動物も尊い命。その小さな体で生きる喜びや、苦しみ、悲しみを我々人間に与えてくれたペットに、感謝の気持ちを伝えてあげてほしい」と優しく微笑んでくれました。

歴史学者が住職のお寺

優しい語り口の廣瀬良弘住職

元和元年(1615)年に曹洞宗寺院として開山し、横浜市鶴見区の矢向、江ヶ崎、川崎市の小倉などの人々の安らぎの場所となっている曹洞宗・寿徳寺。廣瀬良弘住職は、駒沢大学の学長を務めた歴史学者でもあります。

副住職はじめ寺内の僧侶も、修行の後、大学の非常勤講師などをつとめながら、住職とともにお寺を支えています。

住職の研究によれば、境内にあるもっとも古い板碑というお墓は、なんと今から600年以上も前の時代のものだそうで、もともとのご本尊は阿弥陀如来さま。途中から曹洞宗寺院として改められ、いまは釈迦如来さまを祀っているそうです。

寿徳寺は、横浜市鶴見区の矢向駅から徒歩13分ほどの住宅街の一角にあります。川崎との市境に近く、川崎駅や武蔵小杉駅からのバス便もあり、バス停から徒歩1分の好立地にあります。また、新川崎駅も近く、タクシーで5分ほど。後々のお参りも考えると大変便利な場所です。「どうぞお気軽にご相談下さい」と住職は話します。

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住所

神奈川県横浜市鶴見区江ヶ崎町14-7 寿徳寺

問い合わせ

寿徳寺

電話

045-572-1524

045-572-1524

8時~21時

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公開日:2021-02-23

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