健康運動指導士の「知っておきたい歩き方」
季節、時間、場所を問わず、気軽に身体を動かせる「歩く」こと。ちょっとした工夫で効果が高まります。せっかく歩くなら、ここで紹介するポイントを意識しながら歩いてみて下さい。
運動効果を高める一つ目のポイントは、「軽く息が弾み汗をかく程度に早く歩く」こと。普段より歩幅を広くし「速く歩く」ことで、下半身や体幹など普段使われていない筋肉が使われます。高血圧、糖尿病、高脂血症など生活習慣病の予防改善にも有効です。通勤、買い物時など毎日の生活に取り入れてみては?ただし、「速く歩く」ことがきついと感じる方は「速く歩く」ことにこだわらず、自分の体力に合わせて、歩く速度を調整してください。
二つ目のポイントは、「目線」です。5~10メートル先を見るように歩くと背中がピンと伸び、美しい姿勢にもなります。足元ばかり見ていると、背中が丸まり、腰への負担がかかります。胸を張って、前方をみるようにするとgood!ちょっとの工夫で「歩く」が効果的になります!
公益財団法人藤沢市保健医療財団 健康運動指導士 高橋 健