前回、「正しい姿勢を知る」では、日常生活でも取り入れやすい壁立ちの方法を解説しました。今回は、いよいよキレイに歩くために意識すべき3つのポイントを解説します。
1.目線を上げる
歩く時の目線を意識したことはありますか? 実は、正しい姿勢で歩くために大切なポイントです。
まず意識したいのが頭の位置。良い姿勢というと、胸を張ってしまいがちですが、大切なのは【背骨の真上に頭がある】ということ。
そのためには、目線を上げることがスタートラインです。目線の角度を15度ほど上げ、少し遠くを見るような感覚にしてみましょう。普段、地面を見て歩いている方は、上げるだけでも姿勢が良くなり、足運びがスムーズになるのを実感できるはずです。首肩の負担も軽減しますよ!
2.普段より少し大股
頭を正しい位置に置くことができたら、大股で歩くことを意識してみましょう。自然と膝が伸び、足裏全体を使って地面をしっかり踏めるようになります。そうすると足指もきちんと使えて【脚全体の筋肉が使える】歩きになります。
また、大股で歩くと、自然と片足で立つ時間ができますね。これがバランス力、体幹、脚力を自然と鍛えることにつながります。わざわざ筋トレの時間を捻出しなくても、日常生活そのものがエクササイズになる、質の高い歩きとなるのです。
3.前に行こうとしない意識
この意識はせっかちな人こそ身につけてほしい意識です。
歩く時に、前方に向かって進もうとすると、体は前傾してしまいます。ポイントは、【片足でまっすぐ立つ】という動作を繰り返すことこそ、キレイな歩きの秘訣です♪
いかがでしたか?
歩く、という日常の動作の中でも意識すべきポイントを押さえるだけで、キレイに、そして運動にもつながる部分があることを実感いただけたのではないでしょうか。次回は、この意識を踏まえながら、より実践的に「キレイに歩く」方法について解説します。
<次回へ続く>
◆ライター プロフィール
ウォーキング講師 生田 麻衣子
神奈川県横浜市生まれ。14歳でモデルデビュー後、TVCM、雑誌、ショー、企業広告等、幅広く活動。2018年、㈱WALK&WALK代表 我妻啓子との出会いをきっかけに、プレシャスウォーキング®インストラクターの資格を取得。企業、学校、行政からのご依頼講座等、湘南を中心に幅広い世代にウォーキングレッスンを開催中。