「子どもの主体性を重んじ、子どもが主役の保育」
白鳥幼稚園は、「子どもの主体性を重んじ、子どもが主役の保育」を実践しています。
園庭には同園のシンボルである大型遊具が鎮座し、園庭の西側には給食室があります。30年にわたって園児の成長を見届けてきた大型遊具「海賊船」が改元のタイミングで勇退。真新しい遊具が今日も子どもたちの健やかな成長を見守っているところです。
子どもたちには安心で安全な食事を皆で楽しんでほしい
前述した給食室には渥美園長の強いこだわりが反映されています。渥美園長は「子どもたちには安心で安全な食事を皆で楽しんでほしい」と給食室の設置を決めました。
また、毎年秋に行っている「命の授業」では、生のサンマを園児に触れさせて、その後、塩焼きにして頂いています。同園では「食」が保育教育の中心に据えられているようです。
「園児が衣装も脚本も手がける!」
恒例の「生活発表会」では、学年ごとに園児が保護者の前で演劇を披露します。大人のYシャツなどで作られた手作りの衣装だけでなく、劇のストーリーやセリフも子どもたちが教師と一緒に手がけています。
既製品に頼るのではなく、手作りにチャレンジする経験も「子どもの主体性を育むために必要だと考えます」と渥美園長。
また、毎年秋の運動会でも、子どもたちが司会進行を務めるなど、一人ひとりの主体性を重んており、同時に毎年大きな盛り上がりをみせています。
「コロナ禍保育・教育」
同園では昨年、職員の一人が新型コロナウイルスに感染しました。幸いクラスターなどは発生せず、園児や他の職員が体調を崩すことはなかったそうですが、「保護者の皆さんにはご不安を与えることとなりました。あらためてコロナ禍の運営の難しさを痛感しました」と渥美園長は当時を振り返る。
同園では、園バスの除菌や園児への手洗い・うがい指導、園舎内の換気や除菌、マスク着用などを日々徹底しています。
2021年3月21日に緊急事態宣言が解除となりましたが、「一日一日、一人ひとりが予防対策をすることが大切です。周囲の人たちを、また飲食業界の人たちを守るため、皆で声をかけあい、予防の機運を高めていきたいですね」と渥美園長は話していました。