反町駅近の漢方専門(不妊)「大丸薬局」が開局50年 親子2代の足跡たどる(横浜市神奈川区)

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 横浜駅から東急東横線で1駅の反町駅から徒歩2分、まちの漢方専門薬局として信頼の厚い「大丸薬局」が開局50周年を迎えました。大丸薬局の現在から親子2代で築いてきた歴史などについて、現取締役大野賢二さんに話を聞きました。

<目次>
◎地域に根ざした「かかりつけ薬局」を目指して
◎「食べ物で身体は変わる」
◎子宝相談
◎血圧・血流測定器の導入
◎相談の流れ
◎50年前は…
◎今後の大丸薬局のあり方
◎タウンニュース神奈川区版の記事はコチラ

地域に根ざした「かかりつけ薬局」を目指して

 大丸薬局は漢方を専門に扱い、いまや6組に1組の夫婦が悩んでいるといわれる子宝(不妊)の相談や体の不調を整えるための漢方相談ダイエット相談を基本に、処方箋調剤までの幅広い「健康に関する疑問」や「心や身体の不調」に対応する地域に根ざした「かかりつけ薬局」を目指しています。

 店頭に並んでいる商品は事前にスタッフ自身が試すことで安全性や有効性等を確認しており、多くの高品質な商品が揃います。知識や経験豊富なスタッフがカウンセリングをしながら、体質希望に合わせて漢方薬(煎じ薬対応)・サプリメントを選び、食生活生活習慣についてもアドバイスを行い、「健康で長生きしたい」「妊娠力をアップさせたい」「リバウンドをしないダイエットがしたい」という人にピッタリの薬局です。

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「食べ物で身体は変わる」

 大野さんは「技術の進歩による冷蔵庫やクーラーが開発されたなどの影響で、体内が冷えてしまっている人が多い。体温を上げることの重要性とともに、快食快眠快便快動快笑からなる五快のすすめをお伝えしており、特に一番大切なのは食事。食べ物で身体の内側から変わっていくので、少し高価でも栄養豊富で体に良いものを取り入れて健康を目指してほしいです」というように、漢方のほかオーサワジャパン株式会社製の健康自然食品なども取り揃えており、店舗の入口そばに数多く並んでいるため気軽に入りやすい店内になっています。

入口そばに並ぶ健康食品

 大野さんが大切にしているのは、1人ひとりの悩みや体の状態に寄り添う傾聴。自身も小児喘息やアトピー性皮ふ炎を患った際に、治療薬で副作用に苦しんでいたといいます。そんな中で漢方と出会い、症状が改善した経験から「同じ想いをしてほしくない」と日々訪れる人と向き合っています。

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子宝相談

 特徴の一つが子宝(不妊)の相談。ベビ待ちカップルを応援する子宝カウンセラーが在籍し、一人ひとりの体質に合わせた「妊娠力」を高める漢方薬・サプリメントを選び、食生活・生活習慣についてもアドバイス。来店するほとんどの人が、病院で治療を受けながら漢方薬やサプリメントで妊娠しやすい身体作りを実践しているといいます。

 大野さんは「子宝に恵まれるために、冷え体質・血行の改善、胃腸の働きを整える、ホルモンバランスを整える、ストレスに負けない、環境ホルモンなどの有害物質を排泄を意識して頂きたい。特に生理や出産に関するトラブルには漢方薬などで身体の内側から、血行ホルモンの乱れ不妊症・不育症、生理痛・生理不順、子宮筋腫・子宮内膜症、冷え性・むくみ、貧血など)を整えることが大切です」と語気を強めます。初めて人は1〜2時間ほどかけて相談、基礎体温表や検査結果がある人は持参を。

 以下の様な悩みを持つ人は相談してみては。

  • 妊活に半年以上取り組んでいる
  • 二人目がなかなか授からない
  • 流産を繰り返している
  • 体外受精を3回以上繰り返している
  • 病院の治療を効果的に進めたい

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血圧・血流測定器の導入

 また大丸薬局では、多機能の生体測定器を導入。漢方の処方栄養相談のためデータを分析、活用しています。測定器は血圧心電図体成分(体脂肪・体水分)血中酸素濃度を測ることができます。動脈硬化心臓に負担がかかっているかなど今の体内の状態を採血なしで、簡単に確認することができるといいます。また血流のほか糖や脂肪の過剰、たんぱく質やミネラルの不足といった栄養状態も読み取りが可能です。

測定器を使う様子

 その後身体の悩み食生活生活習慣などと測定結果を照らし合わせ、漢方選びをスタート。「測定器の導入により、体に優しく、病気の予防に適している漢方の性質を最大限引き出せるようになりました」と大野さん。訪れた人からは「自分の体の状態がより分かりやすくなった」「データをもとにした処方で、漢方についても丁寧に解説してくれるので安心して服用することができる」といった声が寄せられています。

相談に応じる大野さん(右)

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相談の流れ

1、来店(予約優先)

最初に一人ひとりのカルテを作り、来店・服用・体調変化などの記録を残しています。
初めての人は、基礎体温表(子宝相談)や病院での治療内容がわかるもの(処方薬や検査結果など)、服用薬(漢方薬・サプリメントなど)を持参。

2、相談・カウンセリング

身体の悩みや食生活、生活習慣などについて細かく聞き、一番合った薬を一緒に選んでいきます。

3、薬の提案・服用法の説明

薬が決まったら服用方法と一人ひとりの体質に合わせた食生活、生活習慣についてもアドバイスを行います。

予約は電話かネット(24時間受付)で可能。

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50年前は…

 大丸薬局は大野さんの父で前取締役の佳明さんが、製薬会社やドラッグストア勤務などの経験を生かし、29歳の時に反町に開局したのがはじまり。コンビニやドラッグストアが無かった時代で、当初は薬以外にも赤ちゃんのための粉ミルクや線香など、老若男女が利用する場所でした。

大野賢二さん(右)と佳明さん

 しばらくすると日用品などの取り扱いでは経営が難しくなったといいますが、そんな中着目したのが漢方。不調や病気に対して投薬による治療を行う病院と違い、栄養状態の改善胃腸などの体に優しく促してくれる漢方は、顧客などへ効果てきめんでした。「漢方は決して安くない。そのため漢方に関する知識を必死に学び、有益な情報を提供することで信頼関係を築くことに注力しました」と佳明さんは振り返ります。店舗としても雑貨の取り扱いを減らし、現在月1回発行している「大丸健康情報」の前身となる広報紙の作成などもその頃から手掛け、情報発信にも努めてきました。

 大野さんは実家である大丸薬局の手伝いをするうちに「人と接するのが好きになって、人の健康に貢献できるから」と薬剤師の道を志すように。漢方界の権威寺澤捷年氏に師事し、2010年に大丸薬局の一員となり、母の三枝子さんも含め3人で店舗を切り盛りしていた時期もありました。「食の大切さをより伝えられるように」と、2年後に店舗を分け現在の大丸薬局くすりの大丸三枝子さんが運営する形で2店舗を反町で構えています。

インタビューに応じた佳明さん

 佳明さんは「反町から北海道や九州などに引っ越してからも頼ってくれるお客さんもいて、当時多くなかった漢方薬局として開局し、50年やってこられたのも皆さまあってこそ。思い出すと定休日も勉強会を開くなど休みなく働いてきてあっという間でしたねこれからも漢方の良さを伝えられる場所として続いていってほしいですね」と思いを込めました。

1984年~2018年の店舗外観

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今後の大丸薬局のあり方

 「病院の保険適用や薄利多売なドラッグストアが多くなってきているなど影響で、漢方の有用性が見失われつつあります」と警鐘を鳴らす大野さん。そのため大学での講義や学会の勉強会で講師を務めるなど後進育成にも目を向けています。そのほか「地元にも恩返しを」と反町駅前通り商店街の副会長も務めるなど、地域活動にも取り組んでいます。

 また同店の目標として掲げているのが健康のテーマパーク。「誰もが気軽に悩みを相談でき、健康で笑顔になってもらえる場所をより目指していきたい。そのためにも漢方・自然食品を中心により知識を深め、取り扱いを更に充実させていければ」と熱い思いを語って頂きました。

 今後は遠方の顧客などが足を運ばなくても良い、オンライン相談にも対応していく予定です。また再来の方向けにはLINEでも相談をしており、幅広い形式での相談を行っています。

タウンニュース神奈川区版の記事はコチラ

・「解熱・抗ウイルスなどに「牛黄(ごおう)」」

https://www.townnews.co.jp/0117/2021/09/30/593570.html

・「生体測定器導入 よりよい相談へ」
https://www.townnews.co.jp/0117/2021/07/22/584126.html
・「ヴィーガン対応 防災パン」
https://www.townnews.co.jp/0117/2021/03/11/564936.html
・「漢方の鼻炎薬で『花粉症』を体質改善」
https://www.townnews.co.jp/0117/2021/02/25/563097.html
・「漢方薬剤師らリモート研修」
https://www.townnews.co.jp/0117/2020/11/05/549549.html
・「治りにくい「爪水虫」には漢方生薬」
https://www.townnews.co.jp/0117/2020/06/18/530442.html
・「健康の秘訣は「免疫力アップ」」
https://www.townnews.co.jp/0117/2020/04/30/525723.html
・「こつこつ3年 早朝清掃に汗」
https://www.townnews.co.jp/0117/2020/02/20/518235.html
・「飲むほどに「花粉症」を体質改善」
https://www.townnews.co.jp/0117/2020/02/20/519039.html
・「今年こそ花粉症対策!」
https://www.townnews.co.jp/0117/2019/01/31/467236.html
・「三七人参で血液を元気に」
https://www.townnews.co.jp/0117/2018/12/20/462187.html
・「漢方で始める温活」
https://www.townnews.co.jp/0117/2018/11/22/458233.html
・「「町ゼミ」で妊活セミナー」
https://www.townnews.co.jp/0117/2017/09/07/397291.html

住所

神奈川県横浜市神奈川区上反町2-16-14

電話

045-312-2248

045-312-2248

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公開日:2021-07-21

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