「栗原さんの遺志を受け継ぐ」
平塚市立野町にある「平塚栗原ホーム」は、この土地に住んでいた栗原テツさんが遺した「福祉のために土地を活用してほしい」という思いを受け継ぎ、1991年に建設されました。
開設当初は、、在宅福祉サービスセンターという役割からデイサービス、ホームヘルプサービスを中心に事業がスタートしました。現在では、介護保険法や障害者総合支援法に基づくサービスを提供し、権利擁護事業などの性格を持ったセンターを併設しています。
「生活支援と介護予防」
平塚栗原ホームには、主に「いきいき生活支援課」と「介護事業課」があります。
- いきいき生活支援課は「平塚市高齢者よろず相談センターゆりのき」「ひらつか安心センター」「平塚市成年後見利用支援センター」を運営しています。介護予防や認知症予防にむけた講習会なども同課の役目で、自立した生活を送るために必要な知識や助言などが受けられます。
- 介護事業課では「在宅医療連携支援センター」「居宅介護支援事業所」などを運営するほか、区分3~6の生活介護も行っています。障害者や高齢者を直接支援しており、週に延べ70人ほどが利用しています。
「コロナ禍での取り組み」
日々、たくさんの高齢者や障害者が利用する施設であるため、新型コロナウイルス感染症対策を徹底しています。職員のマスク着用、手洗い、うがいはもとより、大型扇風機2台を使って随時換気をしたり、マスク・フェイスシールドを嫌がる障害者のために顔への締め付けを弱めたマスク・フェイスシールドを手作りするなども行っています。
- 施設に勤める看護師の原秀美さんに、栗原ホームの日常をインタビューしました。