文教大学健康栄養学部・笠岡誠一教授のゼミでは2021年4月から、神奈川県下でスーパーマーケット11店を展開する(株)スズキヤ、神奈川大学工学部の高野倉雅人教授のゼミとともに、新たな弁当・惣菜の開発に取り組んでいます。
これまでも様々な企業とのコラボを行なってきた同大。目標は全国のスーパーマーケットやコンビニエンスストア、 専門店等で実際に販売している弁当・お惣菜・サラダ・パン等の中から、優れた商品を選出する「お弁当・お惣菜大賞」です。
6月30日には学生たちが、笠岡教授の研究する「腸活」をテーマにしたメニューなど17品を、同社の中村洋子社長にプレゼンしました。
中村社長からは「価格が安すぎる」など課題が指摘される一方で、「私たちが考える弁当とは発想が異なるものがたくさん。すぐ商品化したいものもあった」と高い評価を得ました。
「鮭親子再会弁当」を開発した柏木祐樹さんと兼次海地さんは「彩りを工夫し、ボリュームのある弁当に仕上げた」と話しました。
今後はスズキヤが製造に向け調整をしていき、この日提案された17品を7〜9月に商品として同社店舗で販売します。来年の「お弁当・お惣菜大賞2022」へとエントリーする予定です。
販売促進の役割を担っている神奈川大の高野倉教授は「これまで学んできたUX(ユーザー目線での体験)を生かしたデザインを実践する初の機会。学生たちには、主体的に楽しんで取り組んでほしい」と話しました。