(一社)津久井観光協会(吉野賢治代表理事)は、津久井城5代城主内藤直行の金割字寶朱印を印刷した「津久井城御城印セット」を1000セット増刷。7月8日から津久井湖観光センター(太井1274の2)で販売している。
津久井城は相模川のほとりにある城山に建てられた山城。戦国時代には、小田原北条氏に仕えた内藤氏が城主を務め、相模国と甲斐国の国境の有力支城として一目置かれていた。
津久井観光協会では一昨年、パシフィコ横浜で開催されたお城EXPO2020に出展した際に津久井城を紹介、津久井商工会と協力して津久井城関連のグッズを販売するなど、津久井城を観光の一つの目玉にする試みを打ち出している。
今回増刷された金割字寶朱印は、内藤直行が地元の金徳山光明禅寺宛てに送った書状に押印されていたものを、相模原市博物館で復元した印影。半年間で500セットが完売となり、全国からも数多く問合せが続く状態が続いていたため、今回増刷を決定した。価格は封筒と御城印セットで税込み300円。
吉野代表理事は「津久井城など、津久井地区の魅力を発信することは市が勧めるシビックプライド醸成に繋がることと思っている」と話す。
問合せは、津久井観光協会【電話】042・784・6473。