茅ヶ崎市松が丘在住の絵本作家、おおいじゅんこさん(52)の新作『じはんきくん』(教育画劇、32頁、税込1210円)が7月、出版されました。
擬人化した黄色い自販機と、その自販機のボタンを押してお気に入りのジュースをもらう動物たちがつむぐ物語。ボタンを押す場面がクローズアップされており、「子どもがつい押したくなったり押せてうれしい気持ちになる」絵本になっています。自身の息子が幼少期、しきりに自販機のボタンを押したがった経験から思いついたということです。
おおいさんは生まれも育ちも茅ヶ崎。東京藝術大学大学院、文房具デザイン会社を経て1997年にデビューし、今作で23作目です。得意とするのは水彩画。「思いがけない偶然の美しさに会えるので好き」と話します。
長谷川書店でおはなし会
8月17日(火)午後3時から長谷川書店ネスパ店6階ギャラリーで「絵本とおはなし会」が行われ、第2部に出演し新作の読み聞かせを行います。事前申し込み、参加無料。また、同店2階で9月初旬まで、パネル展も実施しています。(問)長谷川書店ネスパ店【電話】0467・88・0008